初のWE制覇へ貴重な後半AT決勝点 東京NB北村菜々美「頭の中は真っ白で」

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2025年04月13日 15:16  サッカーキング

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決勝点の北村(右)と見事なドリブルからアシストした松永(左) [写真]=WE LEAGUE
 2024-25 SOMPO WEリーグ第17節が12日に行われ、日テレ・東京ヴェルディベレーザとサンフレッチェ広島レジーナが対戦。後半アディショナルタイムの北村菜々美の得点が決勝点となり、東京NBが1−0で勝利し、消化試合数の1試合多い首位INAC神戸レオネッサとの勝ち点差「1」を維持した。

 左ウイングバックでフル出場し、決勝点を決めた北村は試合後、「GKが出てきていると思って、最初は右足で打とうと思っていましたが、出てこなかったのでどうしようと思って。頭の中は真っ白で、気づいたらネットが揺れていたので、よかったです。一瞬の出来事すぎて。しっかり決められて、本当に安心しています」と笑顔で決勝点を振り返った。

 ホームゲームではあったが、S広島Rに主導権を握られる展開も多かった。「前半は自分もボールを受けられず、耐える時間帯が多かったですが、後半は受けやすくなり、守備も前から行けるようになり、流れも作れていたので、そこで引き分けで終わらずに勝ち切れたことは大きいと感じています。みんなが球際や1対1でしっかりバチバチ負けずにやっていたのが、こうやって結果につながっていると思います」と、優勝を目指す中で重要な勝ち点3を取り切ったことを喜んでいる。

 チームとしてはなでしこジャパンに追加招集されて、この日もフル出場した眞城美春、後半から出場して鮮やかなドリブルで北村の得点をお膳立てした松永未夢はともに18歳。フル出場して1トップでボールを収めて推進力を出した樋渡百花は19歳。北村は「みんな若いですけど、若いからこそフレッシュさとかが、すごくいい方向に働いていると思うので。上も上でしっかり頑張らないといけないですし、下は萎縮せずにチームの勝利のためにやり続けてほしいです。引っ張っていきつつ、若い子たちに負けずに頑張りたいと思います」と話す。

 WEリーグが創設されてからは3シーズン連続3位に終わっている東京NBだが、「(中3日の)3連戦、相手も上位チームで、初戦を勝ちでスタートできたことは大きいですし、まずは体を休めて、次に向けて準備していきます」と次戦の三菱重工浦和レッズレディース戦へ目を見向けている。

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