
今回のリブランディングは、「みんなが喜ぶ京都にする」という新たなコーポレートスローガンのもと実施されるもので、京都の老舗が次の時代に向けて大きく舵を切る動きとして注目されている。
「あぶらとり紙」でおなじみのよーじやが大変身! “おなじみの店”へ再出発
よーじやは「60年間親しまれてきたよーじやのロゴマークが新しくなります」とコメントして、ロゴマークが変わることを公式Xで発表。創業以来、舞台化粧道具や楊枝などの販売をしてきたよーじや。1965年に登場した手鏡に映る女性の顔を描いたロゴマークは、あぶらとり紙を通じて多くの人に親しまれてきた。
しかし同社の社長である國枝昂氏はnoteで1990年にあぶらとり紙ブームが起こり、以降観光客向けのイメージが強まり「おみやげ屋さんとしての認識が大きく広がりました」とコメント。
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なお手鏡に映る女性の旧デザインに関しては、今後もあぶらとり紙を中心とした商品や店頭など、よーじやブランドの象徴として、引き続き使用されるとのこと。
加えてJR東日本「Suica」のマスコット「Suicaのペンギン」などのデザインで知られるイラストレーター・坂崎千春氏が手掛けた新たなキャラクター「よじこ」も発表された。
よじこはよーじやの公式Webサイトにて、「おでかけもしたいし、京都をもっと知りたいし」「ときどき手鏡から抜け出してみることにしました」「よーじやの『よじこ』って呼んでください」とコメント。今後はよーじやグループの顔として、親しみやすく身近な存在に感じてもらえるよう育てていくとのこと。
よーじやのリブランディングにSNSでは賛否の声
今回のよーじやの発表にSNSユーザーからは期待する声が上がった一方で、「変わってしまうのは寂しい」「もったいない」といった旧デザインを惜しむ声もあった。
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新たな方向へと舵を切ったよーじや。このリブランディングが今後どのように展開していくのか、注目が集まる。
<参考>
よーじや「Hello New Yojiya」
よーじや【代表】國枝昂 note「『おみやげの店』から『おなじみの店』へ リブランディングを行います」
よーじや 公式X 2025年3月26日
よーじや 公式X 2025年3月27日
※コメントは原文ママ
(文:All About 編集部)