
■マスターズ2025 最終日(日本時間14日、米・ジョージア州オーガスタ・ナショナルGC 7555ヤード・パー72)
世界最高の夢舞台「マスターズ」最終日。2021年に優勝を果たした松山英樹(33、LEXUS)は最終日、7バーディ1ボギーの「66」。トータル2アンダーでマスターズを終えた。
3日目はノーバーディ5ボギー1ダブルボギーでトータル4オーバー、マスターズで自己ワーストの「79」で48位まで順位を落とした松山、「来年のためにもいいゴルフをして終われるように頑張りたい」と気持ちを切り替えていた。最終日は勝負服の黄色のシャツに紺のセーターを着て、紺のパンツでプレー、1番・2番は落ち着いてパースタート。3番・350ヤードのパー4でセカンドショットを約3mに付けると2日目の14番以来、25ホールぶりのバーディを奪った。
さらに6番・180ヤードのパー3でもティーショットを難しいピンの位置でも攻めて、約2.5mに付けるショットを見せてこの日2つ目のバーディ。8番・570ヤードのパー5で2オンに成功すると約11mのイーグルパットは外したが、しっかりバーディ。
9番・460ヤードのパー4のティーショットを右に曲げてしまい、木の根元付近に止まったが、残り134ヤードを最高のリカバリーでピンそば約1.5mに寄せるスーパーショット。前半は4バーディノーボギー、トータルイーブンパーまで戻し、3日目とはまったく違うゴルフを見せてくれた。
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後半、13番・545ヤードのパー5のセカンドショットでグリーンを狙ったが、左に外してしまう。しかし、アプローチでグリーンの傾斜を読み、約2.5mに付けた。後半最初のチャンスだったが、カップ左に外してしまい、バーディは奪えなかった。それでも14番・440ヤードのパー4のセカンドショットでピンそばに寄せると、後半最初のバーディ。
15番・550ヤードのパー5はティーショットを左に曲げて、難しい位置に行ってしまったが、セカンドショットで果敢にグリーンを狙うと、攻めるゴルフで連続バーディ。トータル2アンダーまで戻した。17番・440ヤードのパー4でも約4mのパットを決めるなど、この日はショット、パットが最後まで安定していた。
松山は最終日は3日目と打って変わって7バーディ1ボギーの「66」。トータル2アンダーでフィニッシュ、世界最高の夢舞台での4日間を戦い切った。
松山は「昨日の打った分をしっかりと取り返して終わりたかったんですけど、最後に外してしまって、悔しい終わりになってしまいましたね」と振り返った。
3日目との違いを問われると「ショットに関してはちょっとした細かいところのズレというのがあったんですけど、だからといってこんなに差が付く感じとは思わないないようだった」と口にした。
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「今日と2日目のショットというのは勝った時と同じくらいの精度は保てていると思うので、ただ昨日のような大きなミスをしないように精度を高めていきたい」と反省点を挙げていた。
最後に「6アンダーでまわれたというのは良かったなと思いますし、来年の第1ラウンドに向けて気分がいい状態でまわれるかな」と語った。