
お風呂で曇らずに使える「お風呂用メガネ」が注目を集めている。「目がめちゃくちゃ悪い」という著名な小説家が、SNSで紹介したのがきっかけ。黄色い桶で知られる「ケロリン」とコラボしたデザインで、「かわいい」と売り切れが続出している。
投稿したのは、「52ヘルツのクジラたち」で2021年に本屋大賞を受賞した町田そのこさん。X上で、「わたしはめちゃくちゃ目が悪くて、温泉に入るとき大変なので、お風呂用メガネを買いました。レンズが入ってるから安心!そしてかわいい!!」と写真を投稿した。
ケロリンがモチーフの眼鏡は、桶の黄色が特徴的なデザイン。耳にかける部分「モダン」の先端には、「ケロリン」の赤字のロゴと、「★お風呂・サウナに★ ★★内外薬品★★」の緑の文字が入っている。
ケロリンのロゴが入った黄色のケースも一緒に写っており、投稿を見た人からは「お風呂用メガネってあるんですね。自分もかなり目が悪いのでほしい!」「ケースも含めてかわいい」「スパ銭など行く時は、いつもコンタクトしていました」などの声が寄せられた。
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度数は5種類を用意
販売するのは、眼鏡用品を扱う「メガネストアー」。昨今のサウナブームをきっかけに、裸眼でお風呂に入ると周りがはっきり見えないメガネ・コンタクトレンズユーザーの悩みを改善するとともに、お風呂やサウナタイムが充実するようにと、お風呂用メガネの販売に注力。その中で、「お風呂グッズでイメージするものといえばケロリンがある」との会話からお風呂グッズとしての親和性を感じ、コラボが実現したという。
同社によると、一般的な眼鏡はプラスチックレンズが主流で、レンズは曇りやすくて熱に弱い。また、フレームは金属製のパーツを使っているため錆びる可能性や、サウナなどで熱せられるとやけどの恐れもあるという。
ケロリンデザインのお風呂用メガネは、くもり止めコーティングが標準装備。フレームとレンズには耐熱温度120℃の熱に強い素材を使用し、耐熱性にも備えた仕様に。金属製パーツは使用していないため錆びず、サウナで熱せられてもやけどの心配がない。また、付属の専用ケースは、濡れても乾きやすいように、ケースの底に水抜き用の穴もあるという。
昨年11月の発売開始から度数やカラーによって売り切れが発生しており、同社は「反響には素直に驚いており、嬉しい限りです。お風呂用メガネをかけることで、温泉で裸眼だと見えなくて危なかった段差が見えたり、景色が楽しめたり、お家のバスタイムでのんびり読書や動画鑑賞が楽しめたり…とお風呂を安全に快適に過ごしていただけたら嬉しいです。」としている。
カラーは3種類(イエロー、クリア、ブラック)あり、度数は5種類(−2.00 / −3.00 / −4.00 / −5.00 / −6.00)で、公式サイトや楽天市場で販売中。
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(まいどなニュース・山脇 未菜美)