皐月賞の勝ち時計ランキング 近年は1分57秒台での決着も珍しくなく

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2025年04月14日 12:00  netkeiba

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19年に無敗制覇を決めたサートゥルナーリア(撮影:下野雄規)
 中山競馬場で4月20日(日)に行われる皐月賞(3歳牡牝・GI・芝2000m)。クラシック三冠の幕開けを飾る一戦には、昨年の2歳王者クロワデュノールを筆頭に、弥生賞ディープインパクト記念を制したファウストラーゼン、スプリングS覇者のピコチャンブラックなど好メンバーが顔を揃える。本稿では同レースの開催にあたり、歴代勝ち時計をランキング形式で紹介する(中山芝2000mの開催のみ)。

■5位 1分58秒1 2019年 サートゥルナーリア

 新馬、萩S、ホープフルSと3連勝。最優秀2歳牡馬のタイトルこそ、4戦4勝のアドマイヤマーズに譲ったが、文句なしの成績を引っさげてクラシックに直行した。皐月賞では単勝1.7倍の圧倒的な支持を受けスタート。五分の発馬から道中は6、7番手に付け、1000m通過が59秒1のミドルラップをじっくりと運ぶ。3コーナー過ぎから進出を開始すると、直線入口では先行集団を射程圏。残り200mほどからはヴェロックス、ダノンキングリーとの猛烈な叩き合いになったがこれを制し、05年ディープインパクト以来、14年ぶりの無敗戴冠を果たした。

■4位 1分58秒0 2013年 ロゴタイプ

 2歳6月にデビュー勝ちのあと3連敗したが、11月のベゴニア賞を制してきっかけをつかむと、続く朝日杯FSも快勝して最優秀2歳牡馬に選ばれる。年明けも勢いそのままにスプリングSを勝利し、3連勝で皐月賞へと駒を進めた。人気は割れ加減だったが、3.7倍の1番人気でレースはスタート。道中は7、8番手の内ラチ沿いで脚を溜めたが、3、4コーナーの勝負どころから徐々に外目へ持ちだし、直線では残り1ハロンを残して先頭。内でエピファネイアもしぶとく食い下がったが差し返しを許さず、最後は半馬身差を付けて勝利した。

■3位 1分57秒9 2016年 ディーマジェスティ

 デビュー3戦目に初白星を飾り、続いてホープフルSに出走予定だったが、フレグモーネで出走取消となり2歳時を終える。年明けは共同通信杯から始動。同レースでは6番人気と伏兵の一角だったが、1.1/4馬身差で快勝し皐月賞に臨んだ。重賞馬ながら単勝30.9倍と人気を落としての出走。道中はリスペクトアースなどが刻む1000m通過58.4秒のハイラップを後方から運び、3、4コーナー中間から大外をまくるように進出する。勢いそのままに直線でも脚を伸ばし、先に抜け出していたサトノダイヤモンドなどを一気に飲み込んで快勝した。

■2位 1分57秒8 2017年 アルアイン

 2歳10月に初陣を迎え、デビュー戦と千両賞を連勝。3歳初戦のシンザン記念は直線の不利もひびいて6着に敗れたが、毎日杯ですかさず巻き返して、皐月賞には単勝22.4倍の9番人気で出走した。道中は外目3番手を追走したが、勝負どころでは外からマクってきた馬の影響で、馬群に包まれる格好となる。それでも鞍上が懸命にうながしてしぶとく脚を伸ばし、直線の途中からはペルシアンナイトとの一騎打ち。最後はアルアインの馬体がグイっと前に出て、ビッグタイトルを獲得。松山弘平騎手にとっても、嬉しいGI初制覇だった。

■1位 1分57秒1 2024年 ジャスティンミラノ

 23年11月に東京競馬場でデビューし、スローペースを2番手から押し切って白星。約3カ月の休みを挟み挑んだ共同通信杯では、上がり32.6秒の非凡な瞬発力を発揮し重賞初制覇を飾った。皐月賞には2番人気で出走。メイショウタバルが逃げて1000m通過57.5秒の超ハイペースを作り出す中、ジャスティンミラノは逃げ馬から距離をとって5番手から。そのままレースは動き、直線では先に抜け出したジャンタルマンタルを鋭く差し切って戴冠。勝ちタイムはコースレコード(当時)となり、それまでの記録を0.7秒も更新してみせた。

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