ママスタよその子どもを見て、「なんて意地悪なんだろう」と戸惑った経験があるママは少なくないかもしれません。直接注意をしたい場合も、相手もまだ子どものため対応に困ってしまいますよね。先日ママスタコミュニティには「友だちをバカにする子」というタイトルで、このような投稿がありました。投稿者さんの5歳の息子さんは甘えん坊で、登園時に投稿者さんと離れるのが寂しくてグズり、「ママー! ママー! バイバイ!」と投稿者さんが見えなくなるまで呼ぶそう。しかしその様子を同じクラスの男の子が真似するそうで……。
『よく再現VTRでもあるような、わざとらしい憎たらしい言い方で真似してきます。相手は子どもなのにイライラしてしまいます。いつも私は無視していますが、わが子には飽きるまで付きまとっているようです。私がどうこうできる問題でもないですが、このイライラをどう処理すればいいのか、なぜあんな意地悪な言い方をするのか』
わが子の行動を自分たちに見せつけるかのように真似してくるという同じクラスの男の子。意地悪だなと思いつつも、相手が子どものため何もしていないと綴っていた投稿者さん。内心イライラしていることがうかがえます。この投稿にママたちからはどのようなコメントが寄せられたでしょうか。
直接その子どもに注意する?
『私は性格悪いからその子に直接「いじわるだね。〇〇君のお母さんも意地悪なの? かわいそうに」くらい言っちゃうかも』
『きっと親が意地悪というか、人を小馬鹿にする感じなんだろう。子どもにその片鱗が見えた時点で注意している』
投稿者さんのお子さんの真似を、わざわざ投稿者さん親子に向かってやってくるというその子ども。投稿文からは明らかに人をバカにした態度であることもうかがえます。投稿者さんの状況を知ったママからは「私ならその子どもに直接嫌味を言う」という強気なコメントが寄せられていました。またそこまで意地悪をしてくるということは、その子ども本人というよりも親が普段やっていることを真似している可能性も。「自分の子どもがそんなことをしていたら普通は注意するよね」として、親の非常識さを指摘しているママもいました。
『小さい子なら悪気なく言っちゃうだろうな。「真似するのやめてねー」と言うね』
対応策としてはその意地悪をしてくる子どもにハッキリと「真似されると嫌な気持ちになるからやめてね」と注意することが有効でしょう。5歳ということですから、自分の行動で相手がどんな気持ちになるのか、まだわからない部分もあるかもしれません。悪気があるかないかはさておき、「他人が嫌がる行動はやめる」ということを教える必要はありますよね。
先生は状況を把握していない可能性も。幼稚園に相談していい!
『そういうのは園に相談だよ。自分の子が毎朝そんな状態であることから話し始めて、その子の話をする。それで、付きまといを止めさせるよう保育士さんに気にかけてほしいこと、エスカレートするようなら相手の親にも言ってほしいことをお願いする』
『息子と仲良くしている子どもたちに「あの子(息子)と遊んじゃダメ」と言い回っていた子がいた。親がいないところでやるんだよね。幼稚園の先生は気づいていなかったよ。幼稚園に相談していいと思う』
ママたちからは「そんな子どもの行動を幼稚園の先生は見ていないの?」という疑問の声もありました。しかし登園のタイミングであれば先生たちも忙しく、すべての子どもを見ているわけではないでしょう。また「意地悪をしてくる子どもは大人が見ていないところでやる」というコメントも。自分の親や先生など、明らかに怒られるとわかっている人の前ではやらないという悪知恵が働いている場合もあるかもしれませんね。そのため幼稚園の先生も状況を把握できていないのではないでしょうか。「幼稚園に、登園時の息子さんのグズりも含めて相談してみては?」というアドバイスが寄せられていました。
登園渋り対策もしつつ、イヤなことは嫌と言えるように
『「行ってらっしゃい! バイバイ!」とさっさと帰ればいいと思うよ』
『うちの子も幼少期は親子分離不安が強い子だった。幼稚園時代に私がやったことは、子どもの腕や手の平にマジックで小さな絵を描いて、その上に好きなキャラクター絆創膏を貼って「元気に楽しくなる秘密のおまじないだよ!」とやってから登園』
『わが子が幼稚園に着く前にギューってハグして、玄関では「寂しいことはわかるけど、声小さくバイバイでおしまいだよ。絶対お迎えにくるからね」と毎日お約束して少し様子を見る』
『お子さんに嫌なことは「やめて!」と相手にハッキリ言うことを教えないの? 幼稚園ならまだ親の目が届くけど、小学校に入れば学校内のことは目が届きにくくなるから、今のうちに教えてあげてもいいんじゃないかな?』
もちろん意地悪な真似をしてくるその子どもが止めてくれることが一番です。しかし他人を変えることは難しいので、まずは息子さんの登園渋りの解決策を考えてみてもいいかもしれませんね。ママたちからも登園渋りの対処法についてさまざまなコメントが寄せられていました。投稿者さんとしては息子さんの登園時のグズグズの上に、さらに意地悪な子どもからの真似という流れでストレスが溜まってしまうのは当然でしょう。グズグズがなくなると投稿者さんの精神的な負担が減るだけでなく、その意地悪な子からの真似や付きまといが減る可能性もありますよね。幼稚園の先生に相談するでもよし、送りに行ったらすぐに幼稚園を後にして去る、幼稚園に着く前にハグをたくさんして息子さんを落ち着かせるなど、いろいろな方法があります。
そうした対処をした上でも意地悪な子どもがまだ真似をしてくるようなら先生への相談のほか、息子さんに対しても「こんなふうに誰かから嫌なことをされたらやめてと伝えるんだよ」と、目の前でその子どもに注意するのも教育の一環として大切なことではないでしょうか。投稿者さんはママたちから寄せられたコメントを参考に、その意地悪な子どもや息子さんの登園渋りをなんとか乗り越えてほしいですね。
文・AKI 編集・有村実歩 イラスト・加藤みちか
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