一発退場となったエンバペ [写真]=Getty Images レアル・マドリードのアシスタントコーチを務めるダヴィデ・アンチェロッティ氏が、一発退場となったフランス代表FWキリアン・エンバペに言及した。13日、クラブ公式サイトが伝えている。
ラ・リーガ第31節が13日に行われ、レアル・マドリードはアラベスと対戦。34分にエドゥアルド・カマヴィンガのゴールで先制すると、直後の38分に危険なタックルを敢行したエンバペが一発退場となり、数的不利に。それでも、70分にはマヌ・サンチェスが一発退場となったことで10人同士の対決となり、このままレアル・マドリードが1−0で勝利を収めた。
この試合ではカルロ・アンチェロッティ監督がベンチ入り禁止処分となったため、同監督の息子でアシスタントコーチを務めるダヴィデ・アンチェロッティ氏が指揮を執ったが、試合後に退場となったエンバペについて聞かれると、同選手が謝罪したことを明かしながら、擁護した。
「試合後には彼とは話をしていない。それでも、彼は暴力的な人間ではない。彼は謝罪をしているし、自分のミスを認識している。これは明らかなレッドカードであり、彼はその結果を受け入れている」
「彼に対して何度も受けてきた小さなファウルが、たとえそれが間違っていたとしても、あのような反応をさせたのは間違いない。私はそれを正当化するつもりはないが、それが原因だったのかもしれない」
なお、26日にはバルセロナとのコパ・デル・レイ(国王杯)決勝が控えていることから、エンバペの出場停止処分の試合数には注目が集まっているが、スペイン紙『アス』によると、試合後の報告書では暴行ではなく、ボールを争う際にすねに足が入ったことで退場となったと記されている。
このため、攻撃的なプレーではないと判断されていることから、4試合以上の出場停止にはならないと見られているほか、ボールに向かってプレーして、相手選手が幸いにも負傷していないことから、1試合になるかもしれないが、3試合の出場停止ではないことがほぼ確実と予想されており、バルセロナ戦は余程の判断が下されない限り出場できると伝えられている。
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