奈良市の学校法人「帝塚山学園」のグラウンドで中学生2人が重体になった落雷事故で、1人の意識が回復したことが14日、病院への取材で分かった。ただ応答は難しく、重篤な状態が続いているという。
落雷は10日午後5時50分ごろに発生。法人が運営する一貫校「帝塚山中学・高校」のグラウンドで部活動中だったサッカー部の男子中学生5人と野球部のマネジャーの女子高生(16)が病院に搬送された。
学校側は12日の記者会見で「事故を防げなかったのは我々の責任だ」と陳謝し、当時サッカー部の顧問らは雷注意報が出されていることを知らなかったと明らかにした。今後、再発防止に向けた調査委員会を設置する考えを示した。【木谷郁佳】
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