湯浅政明×吉本ばなな×奈良美智がコラボ『ひな菊の人生』劇場アニメ化。2026年公開

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2025年04月15日 13:10  CINRA.NET

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Text by CINRA編集部

湯浅政明監督の劇場アニメーション『ひな菊の人生』が2026年に公開される。

原作は、雑誌『CUT』1998年11月号から2000年1月号まで連載された著・吉本ばなな、絵・奈良美智による同名小説。吉本ばななの小説がアニメ化されるのは初となる。

アニメーション制作は湯浅監督が2月に設立した自身のスタジオ「ame pippin」と、仏スタジオ「Miyu Productions」。「ame pippin」の第1作目となる。

脚本は黒沢清監督『散歩する侵略者』、濱口竜介監督『寝ても覚めても』などに参加した田中幸子が担当。今回が初のアニメーション脚本となる。幼少期のキャラクターは奈良美智の原作挿画をもとに制作。

同作は『アヌシー国際アニメーション映画祭2025』Work in Progress部門に選出。現地時間6月13日には湯浅監督らが登壇する。

【吉本ばななのコメント】
常に同じものを見ている感じがする湯浅監督に撮ってもらうのは、私の夢でした!
湯浅監督は真の意味で「動き」を表せる人です。登場人物たちそれぞれの内面が動きになる瞬間を見ることができて幸せです。

【田中幸子のコメント】
湯浅監督&ばななさんの原作&奈良さんのキャラ!この企画に携われてとても光栄です。監督の溢れる想像力を必死に受けとめ、人間のやさしさと繊細さと強さ、主人公の心の動き……大切にしたいことが山ほどあります。

【湯浅政明監督のコメント】
ばななさんの中でも終始絵が想起される小説で、生々しく怖い部分がありながら、最後のくだりは、昔 自分が夢想していたような、とても嬉しい内容でした。
半径100メートルくらいの下町の焼きそば屋さんの人生を、宇宙規模で描きたいと思います。

【ストーリー】
幼い頃に、ただ1人の家族だった母を事故で亡くしたひな菊。
長く寂しい梅雨の夜、小さなひな菊はひとり、たて笛を吹く。その音を聞きつけてはやって来て、彼女を唯一支えたのは親友のダリアだ。
ダリアが母の故郷ブラジルへと旅立ち十数年。大人になったひな菊は、叔父と叔母が営むお店で焼きそばをつくりながら居候生活をしている。
梅雨のある日、母を亡くした夜と同じ土砂降りの中、ブラジルから1通の手紙が届く。
そこには、遠く離れ、二度と会うことのなかった二人の孤独な魂の不思議なつながりが記されていて――。

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