『映画 えんとつ町のプペル 〜約束の時計台〜』(C)西野亮廣/「映画 えんとつ町のプペル 〜約束の時計台〜」製作委員会西野亮廣が製作総指揮・脚本を担当したオリジナルアニメーション『映画 えんとつ町のプペル』の続編『映画 えんとつ町のプペル 約束の時計台』が、2026年春に全国公開決定。西野氏描きおろしイラストと、スペシャル動画が解禁された。
2020年に公開され、日本アカデミー賞優秀アニメーション作品賞を受賞。コロナ禍にも関わらず興行収入27億円・観客動員196万人を記録し、さらに、海外の30以上の映画祭から招待を受けるなど高い評価を得た『映画 えんとつ町のプペル』。
映画公開後もミュージカル、歌舞伎、バレエなど多方面に展開され、作品の世界観はいまもなお広がり続けている。
その続編となる本作は、2016年に発売された絵本「えんとつ町のプペル」原作者・西野氏と、アニメーション制作は圧倒的なクリエーションと独自の世界観で知られる「STUDIO4°C」の続投が決定し、監督も前作に引き続き廣田祐介が担当する。
『映画 えんとつ町のプペル 約束の時計台』とは?
本作の舞台は、前作『映画 えんとつ町のプペル』から1年後のハロウィンの日。
青空を取り戻し、産業も活発になったえんとつ町で、ルビッチもプペルを失った喪失感から抜け出して、次の一歩を踏み出す努力を始める。プペルに出会ったハロウィンの奇跡が起きた日、ルビッチはネズミに誘われ、不思議な世界へと迷い込む。そこで繰り広げられる新たな大冒険とはーー。
相棒との出会い、個性豊かな新キャラクターたちと繰り広げる数々のドラマ、ルビッチは元の世界に戻れるのか? 物語は意外な方向へ進み、不思議な展開が待ち受ける。
製作総指揮・脚本を担当した西野氏は、「『今の時代にこの物語を届ける意味』、そして『その表現が映画でなければならない理由』に真摯に向き合い、この作品に人生を賭けて取り組んでいきたい」と熱い思いを語る。
西野氏自身が20代前半に体験した“遠くへ行ってしまい、もう帰ってこなくなった友人を、ただただ待ち続けた日々”が根底にあり、その日の記憶を掘り起こしながら書いた作品となっている。
STUDIO4°Cが描く、異世界映像
創立者であり代表の田中栄子プロデューサーを中心に、作品の個性を重視し、映像表現の可能性を常に模索して、多彩な作品を世に送り出し続ける「STUDIO4°C」が、前作で培った3D表現技術をさらに進化させ、より自由で楽しい映像表現を追求。
細部までこだわり抜かれた摩訶不思議な住人たちと、ファンタジックな世界観が、ありそうでないドラスティックな映像としてスクリーンに展開。前作を超えるスケールで、世界中の観客を魅了するアニメーション映画を目指していく。
「今回はイマジネーションの世界で、しかも2つの世界が交錯する」と物語の基礎を語る田中氏は、「新しく登場する異世界の新キャラの数は相当数」と明かし、また製作総指揮の西野氏について、「今回の作品も西野さんの原体験が基本になっていることを知って、感動しています。スタッフの飽くなき努力の結晶と西野さんのイマジネーションの世界にぜひご期待ください」と抱負を語った。
なお、前作では主人公ルビッチの声を芦田愛菜が担当したが、本作では新たなルビッチ役をオーディションで決定する。
西野亮廣描きおろしイラスト、スペシャル動画も解禁
「えんとつ町のプペル」の原作者であり、前作に続き本作でも製作総指揮・脚本を務める西野氏による、主人公・ルビッチの描きおろしイラストも解禁。
さらに、解禁スペシャル動画では、西野氏が机に向かい、黙々と鉛筆を走らせながら、このイラストを描く制作風景も公開。この描きおろしイラストは、ムビチケカードとして4月15日(火)より「CHIMNEYTOWNオンラインストア」で予約販売がスタートする。
コメント全文
■製作総指揮・脚本 西野亮廣
前作の公開から随分と時間が経ってしまいましたが、そのあいだ、僕らはずっと水面下で準備を続けてきました。
ようやく皆様に、続篇の公開をお知らせできることを心から嬉しく思っています。
これから公開までの限られた時間は、「今の時代にこの物語を届ける意味」、そして「その表現が映画でなければならない理由」に真摯に向き合い、この作品に人生を賭けて取り組んでいきたいと思っています。
物語の根底にあるのは、僕自身が20代前半に体験した、“遠くへ行ってしまい、もう帰ってこなくなった友人を、ただただ待ち続けた日々”です。
あの日の記憶を掘り起こしながら、この物語を書きました。
ぜひ、大切な人と一緒に、映画館でご覧いただけたら嬉しいです。
西野亮廣(キングコング)
■STUDIO4°C 田中栄子
前作は「えんとつ町」という一つの町だったのでなんとかなりましたが、今回はイマジネーションの世界で、しかも2つの異世界が交錯するんです。煙で覆われたモックモクの「えんとつ町」を綺麗に描くだけでも大変なのに、新しく登場する異世界の新キャラの数は相当数あって、ダンスもあり、喧嘩もあり、歌もあり、これはやばいと思った時はもう遅かったですね。この作品の魅力に取り憑かれて、もっともっと面白くできないかと、スタッフ全員が、西野さんのマジックに夢中になっていたんです。
プペルのいない「えんとつ町のプペル」は描けないから、続篇はないと思っていましたが、西野さんの仲間を思う心の深さには驚かされました。今回の作品も西野さんの原体験が基本になっていることを知って、感動しています。スタッフの飽くなき努力の結晶と西野さんのイマジネーションの世界にぜひご期待ください。
『映画 えんとつ町のプペル 〜約束の時計台〜』は2026年春、全国にて公開。
(シネマカフェ編集部)