故人を乗せて海に送る舟葬のための舟を作る、舟工房の物語「モンガータの旅人よ」1巻

野間与太郎「モンガータの旅人よ」1巻が、本日4月15日にKADOKAWAから発売された。

【試し読み】いまだ舟葬の文化が残るケンズ島を舞台に、故人を乗せる舟・葬送舟を作る舟工房の物語「モンガータの旅人よ」を読む

「モンガータの旅人よ」は、故人を舟に乗せて海に送る葬送儀礼・舟葬のための舟を作る舟工房の物語。両親を船の事故で亡くしたオリジは「誰も死なない安全な船を作る」と決意して船大工になる。しかし船舶大学を卒業していないオリジを雇ってくれる工房は少なく、ひょんなことから葬送舟を作るアルトの工房にたどり着く。生きるための船を作ることを目標にしていたオリジは、葬送舟を作る仕事は死をお金に変えることなのではと葛藤。そんな中、葬送舟は「残された人々の心」も乗せた「生きるための船」というアルトの言葉に背中を押される。