画像提供:マイナビニュース東京メトロと東武鉄道は17日、有楽町線延伸区間となる豊洲〜住吉間の開業(2030年代半ばを予定)に合わせ、東京メトロ半蔵門線(住吉〜押上間)および東武スカイツリーライン・伊勢崎線・日光線と相互直通運転を行うことで基本合意したと発表した。
相互直通運転を行う列車は10両編成とされ、直通運転区間と運行計画は今後検討。延伸・直通運転効果の例として、豊洲駅から春日部駅までの所要時間が現行の約61分(月島駅・清澄白河駅乗換え)から約53分、草加駅から東陽町駅までの所要時間が現行の約40分(北千住駅・茅場町駅乗換え)から約29分に短縮され、各ルートとも乗換えなしで利用可能になる。日比谷線で7%、千代田線で3%(いずれも現時点の想定値)の混雑緩和効果も期待される。
この直通運転により、国際競争力強化の拠点とされ、豊洲市場などの観光拠点も擁する臨海部から、東京スカイツリーのある押上駅を経て東武スカイツリーライン・伊勢崎線・日光線までつながり、臨海副都心と東京・埼玉東部のアクセス性が飛躍的に向上するとのこと。
所要時間の短縮、乗換え回数の減少等で交通利便性・速達性も向上し、両社沿線地域の魅力的なまちづくりと東京圏の国際競争力強化に貢献するとともに、新たな鉄道需要を開拓していくという。なお、運行計画については東京メトロ・東武鉄道および相互直通ネットワーク各社と協議の上、改めて発表するとしている。(MN 鉄道ニュース編集部)