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フィギュアスケート世界国別対抗戦は17日、東京体育館で開幕した。
9度目の開催となる2年に1度の国際スケート連盟(ISU)公認大会。通常は選手とコーチなど関係者が座って得点発表を待つ「キス・アンド・クライ」も、団体戦とあり、華やかな装飾や演出を用意したチームメートのねぎらいを受けるのが恒例となっている。
近年の日本の応援にまつわるエピソードをまとめた。
◆2019年(マリンメッセ福岡)
たびたび「平成」「令和」「よくやった!!」と墨で書かれた文字がテレビ画面に映し出された。主将を務めたアイスダンス・小松原美里の父が揮毫(きごう)。娘は「結構(父に細かな点を)うるさくいった」と明かしつつ「みんなが使ってくれていてうれしい。これなら博多弁とかも作れば良かった」と笑った。大会前の4月1日に新元号「令和」が発表され、大会後の5月1日に改元された。
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◆2021年(丸善インテックアリーナ大阪=現Asueアリーナ大阪)
新型コロナウイルス感染症対策で、観客収容人数は50%が上限。連日の来場者は約3000人となった。フィジカルディスタンスを保つため1席空けて着席する形。間引きされた席を1枚3800円で販売された「応援パネル」が埋めた。パネルは約300枚が販売され、アイスダンス女子のアデリナ・ガリアビエバ(フランス)は「お客さまの前で演技ができたことに何よりワクワクしました。入ってすぐ、人がいるのはすごいことです。あとは(パネルで)犬とか猫の写真も見られて良かったです」と喜んだ。
◆2023年(東京体育館)
大会前からペアの木原龍一が「坂本花織ちゃんっていう鳴り物が…。歩く応援がいるので、彼女がいれば、チームジャパンは明るいかなと思います」とニヤリ。アイスダンスで10年ぶり出場の高橋大輔からは「久しぶりなんで『どんな感じやったかな?』という感じ。チームポーズとかあるの? 試合終わった時とかに、みんな同じポーズしたくないですか? ちょっと考えてください、団長。団長じゃないや、キャプテン」と主将を担う坂本花織への期待値が高まった。その坂本は富士山のかぶり物を装着して、オープニングセレモニーに登場。応援席の最前線で仲間を盛り上げた。
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