
財布にはお金をかける人が多い印象がありますが、キャッシュレス派のサブ財布、あるいは非常用の財布などは、安いものでも構わないという人も少なくないでしょう。
安くてコンパクトで、見た目もおしゃれな財布として、ダイソーの姉妹ブランドである「Standard Products(スタンダードプロダクツ)」(以下、スタプロ)のアイテムがあります。ここでは、スタプロの財布を紹介します。実際の使い心地をレビューするので、ぜひチェックしてみてください。
●スタプロらしいおしゃれで上品な財布 さらっとした手触り
スタプロは、100円ショップ・ダイソーの姉妹ブランドですが、ダイソーとはラインアップする製品の特徴が異なります。ダイソーは日常生活に密着した便利グッズを低価格で展開していますが、スタプロはデザイン性や素材の質がワンランク高く、価格についてもほとんどが330円(税込み、以下同)以上と少しだけ高めなのが特徴です。
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今回紹介する財布も、330円です。財布の素材はポリウレタンとポリエステル。ぱっと見た感じでは革のようにも見えるので、高見えすると言えます。またとてもさらっとした手触りになっており、触り心地が良いです。
●薄くて、軽い!
スタプロの財布を持ったとき、まず「軽い!」と驚きました。2つ折りで作りもしっかりしていますが、非常に軽いです。
薄さも注目ポイントです。上の写真は小銭やカードが入っていない状態で、本体がとても薄いこと分かります。
筆者は3COINSの「極薄ミニウォレット」(550円)という財布も持っているのですが、それと並べてみても、このスタプロの財布は薄いことが分かります。3COINSの極薄ミニウォレットも「極薄」というくらいなのでペタンと薄いのですが、このスタプロの財布も、それに負けないくらいの薄さになっています。
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●カード入れは4カ所
スタプロの財布の内側には、左右にカード入れが計4カ所あり、クレジットカードや銀行のキャッシュカードなどが入ります。両サイドとも、カード入れは外側を向いています。
一般的な2つ折り財布よりも、カード収納が少ないという印象です。2つ折り財布は製品によっては、カード入れの下に、さらにカードを潜り込ませて収納できるポケットがあったりするのですが、このスタプロの財布にはそういったものがありません。
そういった収納でもあればカード類ももう少し入るのですが……。おそらく、できるだけ厚みが出ないようにするためかもしれませんが、この点は個人的に残念に思えてしまいました。
●小銭入れは小さすぎて使いにくいかも
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お札は、お札入れに問題なく入ります。10枚くらいまでなら、取り出しにくさを感じることはないでしょう。
小銭入れは、カード入れの裏側にあり、本体側面のファスナーを開いてアクセスします。ファスナーを開いた開口部は小さく、そのうえ生地が硬いので正直、開きにくいと感じました。
小銭入れの開口部は一応、指が4本入る程度には幅があります。ただ、小銭入れの奥にある小銭を取りたい場合、指を奥に突っ込んで取ったり、財布を逆さにして取り出したりすることになるので、手間だと感じます。持ち物は増えてしまいますが、筆者は個人的に、小銭は別のコインケースなどに入れて持ち歩きたいと思いました。
やはり330円のアイテムということもあり、やや不満点はあります。しかし、それでも薄くて軽く、あまりチープに見えないこの財布は、シーンによっては便利に使えるコスパの良いアイテムだろうと思いました。
スタプロのこの財布は、店舗によっては在庫切れになっていることもあります。筆者が利用する店舗にはあったのですが、他の店舗では品切れになっていました。オンラインストアでも見つからなかったので、店舗に立ち寄った際にもし見つけたら、ぜひ手に取って検討してみてください。