
肥満と女性不妊
4月17日、中国の研究チームは「Scientific Reports」にて、相対脂肪量と女性不妊において関連性があると示した。
脂肪量が相対的に多いほど、女性不妊リスクは増すという。
相対脂肪量と女性不妊における関係性
女性不妊は、肥満と密接に関連している。しかしながら、ボディマス指数(BMI: 身長と体重から肥満度を表す体格指数)と腹囲(WC:ウエスト・腹部周囲径)では、女性不妊の評価指標として限界があるという。
そこで今回、研究チームは、米国全国健康・栄養調査「The U.S. National Health and Nutrition Examination Survey(NHANES) 2013-2020」を用いて、相対脂肪量指数(RFM)と女性不妊における関係性について検証した。
なお、RFMは肥満度を示す新たな指標とされ、身長と腹囲から体脂肪を測定する。
|
|
女性3489人(18〜45歳)を対象にデータを分析したところ、相対脂肪指数の増加に伴い女性不妊リスクの上昇が認められた。RFMと女性不妊には有意な関連性があり、相対的な脂肪量が多いほど、女性不妊の有病率は高まるという。
(画像はScientific Reportsより)
scientific reports
- 妊活・卵活ニュース
- 妊活・卵活ニュース 関連ニュース
- 女性のカラダと妊娠率
- 着床前診断とは?
- 男女の産み分けについて