フィギュアスケート女子で3月の世界選手権銀メダルの坂本花織(25=シスメックス)が21日、日本オリンピック委員会(JOC)が定める2025−28年の「TEAM JAPANシンボルアスリート」に認定された。
都内で会見に出席し「選んでいただき光栄です。より良い演技を皆さまの前で披露できるように、これからも頑張って参ります」と決意を込めた。
これまでフィギュアでは、24年5月に現役引退した男子の宇野昌磨さんが務めてきた大役。「シンボルアスリートと言えば、私の中では宇野昌磨さんだった。それが私になるということで責任重大」と引き締まった表情を見せた。9日に25歳となった日本女子のエースは「だいぶ世代も変わってきて、いろいろな色が見え始めている。シニア、ジュニアと個性の強い選手たちを引っ張っていけるような存在になれたら」と使命感を口にした。
自身は20日閉幕の世界国別対抗戦をもって、今季の競技会への出場を終えた。今後は小休止を挟み、5月にプログラムの振り付けを行う予定。来年2月にはミラノ・コルティナ五輪が控えており、来季は3大会連続の五輪切符を懸けた勝負のシーズンとなる。
「五輪まであと10カ月、最終選考会の全日本(選手権)までは8カ月。限られた期間しかない。1試合1試合を大切にして、最終選考でパーフェクトな演技をしたい。過去2回の(五輪の)思いを含め、五輪で最高の結果が得られたら。精いっぱい、身を粉にして頑張りたい」
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決意を胸に「集大成」と位置づける来季へ進む。【藤塚大輔】
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