大阪大学は4月21日、附属図書館4館に顔認証技術を導入すると発表した。国立大学としては初の試み。5月から各館の入館ゲートで、秋には自動貸出返却装置でも運用を始める。
【画像】会議室の入室、出欠確認も……阪大が想定する、顔認証システムの活用例
顔認証システムを開発したパナソニック コネクト(東京都中央区)および紀伊國屋書店(東京都新宿区)との協業によるもの。阪大が2024年に構築した統合ID基盤「OUID」と連携し、事前に登録された学生や教職員の顔写真、属性情報をもとに本人確認を行う。顔認証に加え、OUIDと連携したデジタル学生証や教職員証で表示されるQRコードにも対応する。
利用者は学生証などを提示する必要はなく、“顔パス”で入館して本の貸し出しや返却ができる。利用者の利便性向上とともに、図書館の管理業務の負荷軽減を図る。
対象となるのは、豊中キャンパスの総合図書館、吹田キャンパスの生命科学図書館・理工学図書館、箕面キャンパスの外国学図書館の計4館。学生・教職員約3万人の利用を見込む。
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大阪大学では2024年4月から「顔認証入場管理システム」の導入を進めており、対応する施設の拡大を図っている。今後は会議室や居室の入室管理、授業・試験の出欠確認といった用途でも、顔認証システムの活用を目指すとしている。
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