


私は自分のスマホを見える場所に置き、動画を再生しながら大量のお皿を洗っていきました。やがて親族の宴会がお開きになり、飲み食いが終わった後の後片付けをして……夜遅くになり私はようやく厨房での仕事から解放されました。



結局その日食べられたのは、義母に犬のように与えられたひと切れのローストビーフだけ。しかも義実家に滞在している2泊3日の間、ケイゴからは何のフォローもなかったのです。私は自宅に戻るとお肉をひと切れ手でつまみ、ケイゴの口に入れました。




義実家に到着するなり、義母に皿洗いを命じられた私。そのうち誰か代わってくれるかなと思ってやっていたけれど、誰も来やしませんでした。ケイゴは一度も様子を見に来なかったし、その後も私への謝罪やねぎらいの言葉すらなくてショックでした。あんな思いをするとわかっていて、二度と行くはずがありません。私が行かないと義両親や親戚にいろいろ言われて困ると言われても、知ったこっちゃありません。
自宅に帰ると私はお肉の端っこを手でつまみ、ケイゴにあーんと口を開けさせて与えました。同じ扱いを受けたら、さすがにケイゴも私の気持ちをわかってくれるでしょうか?
【第3話】へ続く。
原案・ママスタ 脚本・物江窓香 作画・猫田カヨ 編集・井伊テレ子
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