休憩取らせない勤務NG ジェットスターの労基法違反認定 東京地裁

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2025年04月22日 14:58  毎日新聞

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毎日新聞

 労働基準法に沿った休憩時間がないまま長時間の勤務をさせられたとして、LCC「ジェットスター・ジャパン」の客室乗務員約30人が勤務の改善を求めた訴訟で、東京地裁は22日、ジェットスターによる労基法違反を認め、休憩時間を取らせない勤務を禁じる判決を言い渡した。乗務員1人当たり11万円の賠償も命じた。


 高瀬保守裁判長は「ジェットスターは、労働者の健康を危険から保護する配慮義務に違反した」と指摘した。


 労基法は6時間を超えて勤務する場合は少なくとも45分、8時間超の場合は1時間の休憩をそれぞれ付与するように定めている。


 乗務員側は、フライトや着陸前後の業務で十分な休憩が取れず、精神的疲労を抱えながら業務をさせられていたと主張していた。


 これに対し、ジェットスター側は、業務の性質を鑑みて、休憩させないことを認める労基法の例外規定に乗務員の業務は該当し、休憩時間を付与する必要はないと反論していた。【安元久美子】



このニュースに関するつぶやき

  • これ航空業界の闇。客室乗務員だけじゃなく運航乗務員も。休憩を1時間間で取らせるなら、運航便のダイヤがLCCを始め大手会社も回らなくなる。現場パイロットとCAは休憩なしが当たり前。
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