労働基準法に沿った休憩時間がないまま長時間の勤務をさせられたとして、LCC「ジェットスター・ジャパン」の客室乗務員約30人が勤務の改善を求めた訴訟で、東京地裁は22日、ジェットスターによる労基法違反を認め、休憩時間を取らせない勤務を禁じる判決を言い渡した。乗務員1人当たり11万円の賠償も命じた。
高瀬保守裁判長は「ジェットスターは、労働者の健康を危険から保護する配慮義務に違反した」と指摘した。
労基法は6時間を超えて勤務する場合は少なくとも45分、8時間超の場合は1時間の休憩をそれぞれ付与するように定めている。
乗務員側は、フライトや着陸前後の業務で十分な休憩が取れず、精神的疲労を抱えながら業務をさせられていたと主張していた。
これに対し、ジェットスター側は、業務の性質を鑑みて、休憩させないことを認める労基法の例外規定に乗務員の業務は該当し、休憩時間を付与する必要はないと反論していた。【安元久美子】
|
|
|
|
|
|
Copyright(C) 2025 THE MAINICHI NEWSPAPERS. 記事・写真の無断転載を禁じます。
掲載情報の著作権は提供元企業に帰属します。
ABCマート社外取締役 俳優就任へ(写真:Fashionsnap.com)55
時給5366円も 成長シナリオ試算(写真:TBS NEWS DIG)191