かりん(C)モデルプレス【モデルプレス=2025/04/22】六本木「妃翠」の殿堂入りキャバ嬢・かりんが語る、成功をつかむ秘訣と“変わらない心”。SNSで集客しなくても売れる理由や、夢を追い続けるためのマインドセット、そして夜職を続ける上で大切にしていることを明かす。【インタビュー全2回の1回目】
【写真】殿堂入りキャバ嬢・かりん、大人っぽいヘアメイク披露■自分を試すためキャバクラ激戦区へ
― まずはキャバ嬢として働き始めるまでの経緯を教えていただけますか?
かりん:学生の頃に横浜のガールズバーで働いていたんです。その時に看板に載れるレースがあり、挑戦したところ勝つことができて。私は負けず嫌いなのですごく嬉しくて、それから昼職を挟んでキャバクラで働くようになりました。今のお店の前に2店舗経験したのですが、新横浜のキャバクラで1位を取ることができたのをきっかけに、六本木でも挑戦してみようと思い、「妃翠」に入りました。
― 数ある中でも「妃翠」に決めた理由は?
かりん:直感ですね(笑)。体験入店って、だいたい3店舗くらいは行くのが普通なんです。でも私は1つ目に体入した「妃翠」に決めました。その理由は直感でしかなくて、なんとなく「このお店は自分に合うかも」って。
普段から何かを決める時は直感型なんです。例えば散歩をする時も、左右の分かれ道があったら「なんか右の道が気になるな」って決めます。そうすると、雰囲気のいいお店を見つけたりするんです。
― 第六感的なものがあるんでしょうか。
かりん:どうなんですかね(笑)。でも私は考えちゃうとダメなタイプなんです。考えて迷って決めた道はよくない事が多い。逆に直感的に決めるといい方向に進みます。
― 夜のお仕事を始める前に不安はありませんでしたか?
かりん:不安があるというわけでは無かったんですけど、やっぱり親には隠していましたね。でも実家暮らしだったので、バレちゃいましたが。夜職は長く続けるつもりは無くて、稼げる時に稼ぎ、また昼職に戻るつもりでいます。
■殿堂入りした後も変わらない謙虚な気持ち
― お仕事をする上で大切にしているルールはありますか?
かりん:当たり前のことを、当たり前にすることですね。例えば、黒服さんやヘアメイクさんへの感謝の気持ちを持つこと。やってもらうことが当たり前になっちゃうと、横暴になる人とかもいて。堅苦しく敬語を使うとかではないですが、感謝の気持ちは忘れないようにしています。
― 今のお仕事はどのような部分にやりがいを感じますか?
かりん:頑張れば頑張った分だけ、給料に反映されるのはやりがいにつながると思います。どれだけ稼げるかは、自分次第なので。あとは、キャバクラで働いたおかげで、色々な方とお話しする機会があり、他の仕事にも興味を持つ事ができました。
少し前までは、売上のことばかり考えて、休みも返上で頑張っていました。でも殿堂入りしたことで気持ちにもゆとりができて、キャバクラを辞めた後のことも考えられるようになりました。
― 逆にお仕事の悩みはありますか?
かりん:常にお客様が来てくれるかどうかの不安はあります。
― 殿堂入りした後でも?
かりん:そうですね。一般的には事前にお客様と来店の約束をします。でも私はSNSで集客をしないので、たくさんお客様が来てくれたらラッキーって感じなんです。
― SNSで集客しない理由は?
かりん:自分がされて嫌なことはしたくないんです。LINEで連絡は取るんですけど、「今日来てください」みたいな営業はしていません。
そもそもSNSが苦手というのもあります。インスタも集客目的ではやっていません。ガールズバーで働いていた時からですが、現場でお客様の心を掴んで1位を取ってきたので、そのやり方が合っているのかなって感じます。
― 殿堂入りして心境の変化はありますか?
かりん:昨年殿堂入りして、今年の1月、2月は結構休んじゃったんです。なのでもう一度気持ちを引き締めて、フリーでつくところから頑張ろうって思っています。太客と呼ばれるお客様がいたとしても、切れてしまったら売上はガクッと落ちるし、組数はすごく大切。組数でも負けたくなくて、多い時では70組の時もありました。
― これまでの人生で、ターニングポイントとなった経験などがあれば教えてください。
かりん:キャバ嬢の中には、稼いでいる人が偉いと思って横暴になったりする人もいるんです。最近出会った人から、稼ぎで考え方や態度を変えるのは違うと考え方を聞いて、改めて私も気をつけなきゃいけないなと感じました。横暴にならないように意識はしていましたが、夜職で働いていると周りの環境に流されてしまうこともあります。当たり前のことを忘れないことはすごく大切だと感じました。
■かりんの挫折を乗り越えた方法
― かりんさんがこれまでの人生の中で、挫折や辛いと感じた経験はありますか?
かりん:ありがたいことに私は運が良くて、大きな挫折を経験した事がないんです。ピンチになった時も助けてくれる方がポンって突然現れてくれたりして。例えば、仕事を探しているときに、出会った人が仕事を紹介してくれたり。
ただ学生の頃に拒食症になってしまったことがありました。きっかけは些細なことで、風邪で体調を崩して痩せたことが嬉しかったんです。当時は本当にガリガリで、1日玉ねぎ半分、5時間ランニングとかしていました。
― それでももっと痩せようと。
かりん:いくら痩せても太っていると思っていたんです。当時、166cmで30kgくらいしかありませんでした。とにかく食べるのが怖くて。
― どのように克服を?
かりん:お母さんが頑張ってくれました。無理しないように精神環境を整えてくれたんです。あとは友達ですね。ご飯に誘ってくれて、1年ぶりに食べたパフェがとんでもなく美味しかったのを覚えています。そこから少しずつ食べられるようになりました。やっぱり一人で抱え込まないのが一番ですね。
■かりんの夢を叶える秘訣
― それでは最後に夢を追いかけているモデルプレス読者へ、かりんさんの「夢を叶える秘訣」を教えてください。
かりん:どんな状況になっても傲慢にならないことですね。調子がいい時って、自信過剰になりやすいと思うんです。今、自分の調子がいいのも周りのおかげだと謙虚でいることは大切だと感じます。
― 調子がいい時こそ謙虚に。
かりん:そうですね。あとは自分が嫌だと感じる人はそばに置かない。感覚でしかないんですが、自分に対して適当に接してきたり、悪口ばかり言う人は切ってしまうのが良いと思います。逆に、自分の意見に反対する人でも、きちんと考えてくれる人は大切にした方がいいと思います。
― ありがとうございました。
売上へのプレッシャー、SNSに頼らない集客、不安と向き合いながらも走り続ける。かりんが語った「夢を叶える秘訣」は、成功するために最も大切なシンプルなルールだった。「自分がされて嫌なことはしない」。夜の世界に限らず、どんな仕事にも通じる考え方だろう。インタビュー全2回の2回目では、プライベートや美容について深掘りする。(modelpress編集部)
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