


夫とそんな話をしていた矢先、ダンの学校で三者面談が行われました。ダンと一緒に出掛けること自体が少なくなっていた私は、ただの面談だというのになんだか嬉しい気持ち。面談が終わると、帰りにダンがポツリと呟きました。



私がこそっとまわりの様子を覗き見てみると、みんな同じように曖昧な顔をしています。ある人は不自然に目をそらし、ある人は突然スマホを触りはじめ、みんな「自分は関係ありません」とでも言いたげな様子。
(そうだよね、私もどうしたらいいかわからないもん。「手伝ってください」って言われるまで大人しくしていよう)私もみんなと同じようにそっと目をそらしました。



反抗期まっただなかのダンは、私たちと外出することも極端に少なくなってしまいました。だからこそ学校の三者面談とはいえ、ダンと2人で出掛けられるのが嬉しかったのです。
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どうすればいいのかわからず見て見ぬふりをしていたら、なんとダンがその人に話しかけたのです。私は驚いて思わずダンのほうを見てしまいました。
【第2話】へ続く。
原案・ママスタ 脚本・motte 作画・林檎りん 編集・塚田萌
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