
【写真】映画『パリピ孔明 THE MOVIE』場面写真
本作は、孔明と英子が、日本を代表する3大音楽レーベルが頂点を競う、史上最大の音楽バトルフェスに参戦するというストーリー。だが、二人の前に三国時代の孔明の最大のライバル司馬懿の末裔・司馬潤(神尾楓珠)とshin(詩羽)の兄妹が立ちはだかる―。
現代に蘇った三国志の天才軍師・諸葛孔明が、英子のポテンシャルを最大限引き出すべく、猛者たちとの音楽バトルで知略を巡らせていく。そんな孔明、そして英子が慕うのが、ライブハウス「BBラウンジ」のオーナーの小林だ。オールバックで派手なスーツを着こなし、強面の人物だが、実は面倒見が良い。孔明とは三国志について熱く語り合ったことがきっかけで、孔明を気に入り「BBラウンジ」のスタッフとして雇い入れた。本作でも、孔明や英子の奔走に力を貸す、頼れる“三国志オタク”だ。
そして、この小林に匹敵するほどに、実は熱烈な三国志ファンである森山。森山は撮影時も、その知識を遺憾なく発揮し、アドリブをさく裂させていたという。その代表的なシーンが、フェスでの歌唱を前に突如失踪してしまった英子を探す孔明と小林の前に、旧敵・前園ケイジ(関口メンディー)が現れた場面。
渡邉は、「撮影台本では、小林のセリフは『最悪のシチュエーションで最悪の男。弱り目に祟り目。泣きっ面にハチ。いや、虎牢関に呂布か。なんでおまえがいるんだ、ケイジ』でした。”虎牢関に呂布か”で”こんなに窮地なんだ”ということを伝えたかったのですが、この例えがベストかどうかという議論もありました。そこで森山さんはアドリブで、追加で”夷陵(いりょう)の陸遜”や、”合肥(がっぴ)の張遼”というのを入れてくれたんです。虎牢関の戦いでは、実は呂布は逃げてしまって、討ち取ったわけではないんです。それに対して、夷陵の戦いでは陸遜は勝っていますし、合肥の戦いでは張遼が思い切り勝っているんですよ。”最悪のシチュエーションで最悪の男”を表現するにあたって、我々が考えたものよりも森山さんが出してくれたものの方が良いのかな、と思うくらい素晴らしかったです。もの凄く三国志が好きなんだなということをここで強く感じました。納得のアドリブですよね。知識に裏打ちされているアドリブが展開されていて、素晴らしいなと思いました」と明かした。このように劇中には、細かなセリフの中に、三国志に詳しくても、詳しくなくとも楽しむことができるような三国志の“小ネタ”がふんだんに詰め込まれている。
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三国志への愛にあふれる原作者が生み出した『パリピ孔明』。そして三国志の識者である渡邉が監修を務め、撮影で森山のようなキャストが三国志熱をさく裂させ、誕生した映画『パリピ孔明 THE MOVIE』。三国志へのリスペクトが詰まりに詰まった本作に熱い注目が注がれている。
心揺さぶられる18曲、総勢50名以上のミュージシャン&ダンサーが大集結し6000人の観客を動員した圧巻のライブシーンが見所の<三国志×音楽>映画『パリピ孔明 THE MOVIE』。果たして孔明と英子は、音楽の力で“天下泰平”を成し遂げることができるのか―?
映画『パリピ孔明 THE MOVIE』は、4月25日より全国公開。