画像提供:マイナビニュース東京商工リサーチは4月22日、「婚活・恋活マッチングアプリ」企業動向調査の結果を発表した。同調査は、東京商工リサーチの企業データベース(約440万社)から、「婚活・恋活マッチングアプリ」を事業内容に含む企業を抽出、分析したもの。
「婚活・恋活マッチングアプリ」開発・運営企業の推移を見ると、マッチングアプリの運営会社は、2019年の5社から2024年は28社と5.6倍に増えた。特に、コロナ禍の2021年から伸びが顕著になっているという。
同社によると「これはコロナ禍で出会いの場が減少したことに加え、『出会い系』のマイナスイメージからクリーンなコンテンツへ徐々に認知されてきたことが市場拡大につながったとみられる」としている。
しかし、2025年は社数ベースの成長は止まっており、安全性の強化を求められる中でニーズの停滞やとう汰の兆しも注目されているという。
資本金別では、「100万円未満」が8社で最も多く、次いで「100万円以上500万円未満」が7社と続いた。「500万円未満」は合計15社で、半数以上を占め、小資本での参入が多いことがわかったという。
業歴別では、「3年以上10年未満」(12社)が最も多い結果に。次いで「1年以上3年未満」(7社)、「1年未満」(4社)で、「10年未満」が合計23社と8割を占めた。
代表者の性別は男性(24社/85.7%)、女性(4社/14.2%)で、圧倒的に男性が多い結果となった。
従業員別は、「5人未満」(19社)が約7割を占めた。少人数、低コストでスタートし、運営しやすい構造が表れたという。(上和田美紅)