
まだ使えるけれど不要になったものを、地域のコミュニティーで譲り合う。いわゆる地域密着型リユースのスポットは、“断捨離”する人にとって使えるものを必要な人に手渡すことができる仲介場所の一つ。今年1月にオープンした小牧市とジモティーの官民連携のリユース拠点「ジモティースポット小牧」(運営協力:メイプル名古屋・名古屋市)では、1〜3月で累計23トン以上のごみを削減した。
不用品の行先を探す人にとってはもちろん、足りないものを探している人にとっても、新品を買う代わりにまだ使えるリユース品を活用するという選択肢がある場所で、多くの家庭の家計を助ける存在になっている。ジモティースポット小牧では、持ち込まれる不要品の品質をチェックし、必要な人のもとへと届ける活動を行っている。例えば1月の実績を見ると、持ち込まれたのは2010点、ごみ削減量は約4トン。2月は4106点が持ち込まれて約8トンのゴミを削減、3月は6353点が持ち込まれて約11トンものゴミを削減した。地域の人々が積極的にリユース活動に参加し、不要品の再利用を推進してきた証の数字だ。
対象となる品目はベビー用品、子供用自転車、スポーツ用品、家具、食器、家電製品など。リユースすることで、環境負荷の低減と地域循環型社会の実現を支えることができる。
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