「温泉トレコ」が若者の間で密かなブーム!「下呂温泉 小川屋」で販売イベント

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2025年04月23日 16:31  BCN+R

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温泉施設をトレカにした「温泉トレコ」、岐阜県の「下呂温泉 小川屋」にて5月5日に販売イベントを開催
 TORECOは5月5日11〜17時に、同社が販売しているトレーディングカード「温泉トレコ」への、岐阜県初の導入施設に決定した「下呂温泉 小川屋」(岐阜県下呂市)において、「温泉トレコ」販売イベントを開催する。

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●25年間で温泉旅館がほぼ半減、若者の宿泊減少の危機感から企画

 「温泉トレコ」は、全国の温泉施設をトレーディングカード化したもので、現在ブームとなっているトレーディングカードによって、全国の温泉施設の魅力をPRして盛り上げたいとの想いから2023年10月1日に販売が開始されている。

 温泉旅館業界は、新型コロナ禍で大きな打撃を受けて休廃業・解散が相次いでおり、厚生労働省による「衛生行政報告」によれば、2021年度末時点での「旅館・ホテル」軒数は5万523軒で、新型コロナ禍の影響によって都道府県ベースでは36県が減少した。また、観光庁が2020年に公表した資料によれば、旅館全体の3割が赤字であり、若者を温泉街に呼び込むための取り組みができていない温泉街も多いという。さらに、連休の温泉街がシャッター街になっており、宿泊減少に危機感を抱いている。

 「温泉トレコ」には、温泉の魅力を伝える写真、泉質や効能などが掲載され、シリアル番号が付与される。シリアル番号を入力することで、スマートフォンの中でもコレクションが可能な「温泉トレコ」収集専用アプリも用意している。どこでも購入できるわけではなく、その温泉施設でしか買えないので、温泉施設に足を運ぶきっかけ作りにもなる。

 開発は、温泉マニアのスタッフからの「大好きな温泉が廃業しました、温泉をなくさない方法はないですか?」という話が発端となっており、全国で多くの温泉旅館が危機に立たされていることから、トレーディングカードで日本の温泉旅館を盛り上げるべく販売が開始された。現在、「温泉トレコ」の取り組みに賛同する約130軒の温泉施設にて販売されている。

 「下呂温泉 小川屋」でのイベントでは、同施設の「温泉トレコ」販売が行われ、「温泉トレコ」購入+アプリのダウンロードによって、同施設の人気サービスを体験可能な特典も用意する。参加にあたっては、「5月5日イベント希望」と記載して、「info@toreco.jp」へメールで申し込む必要がある。

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