2015年夏の加入以降、攻撃の主軸として数多くのタイトル獲得に貢献してきたベルギー代表MFケヴィン・デ・ブライネが今シーズン限りで退団することとなったマンチェスター・シティ。絶対的司令塔との別れという大きな転換点が迫る中、守護神エデルソンも時を同じくしてクラブを去る可能性があると報じられている。
『スカイスポーツ』のフロリアン・プレッテンベルク記者によると、現行契約が2026年6月末までとなっているエデルソンは、新たな代理人である元ブラジル代表GKジュリオ・セザール氏とともに今夏の移籍の可能性を模索しているとのこと。選手本人はサウジ・プロフェッショナルリーグでの新たな挑戦を前向きに検討しており、具体的なクラブ名こそ挙がっていないものの、すでに交渉がスタートしているようだ。
現在31歳のエデルソンはポルトガルのリオ・アヴェでプロデビューを飾り、ベンフィカを経て2017年夏にマンチェスター・シティへ加入した。ここまで公式戦通算365試合でゴールマウスを守っており、プレミアリーグ4連覇やチャンピオンズリーグ（CL）優勝に大きく貢献。ゴールを守るだけでなく、足元の技術にも定評があり、右足から放たれる正確無比なキックで味方選手のゴールを度々アシストしている。
なお、マンチェスター・シティはエデルソンの退団に備え、ポルト所属のポルトガル代表GKディオゴ・コスタを後継者の最有力候補とし、すでに選手側との交渉を始めているようだ。現在25歳のD・コスタはポルトの下部組織出身で、2019−20シーズンにトップチームデビューを飾った。徐々に頭角を表し、ここまで公式戦通算195試合に出場。現在はポルトガル代表でも正GKとして活躍している。
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