東京・中野区役所旧庁舎から銅線窃盗容疑　ベトナム国籍の男性逮捕

　東京都中野区役所旧庁舎の解体工事現場から銅線ケーブルを盗んだとして、警視庁捜査3課は23日、ベトナム国籍で埼玉県行田市野、古物商、タイック・ヴァン・トゥアン容疑者（33）を窃盗と建造物侵入容疑で逮捕した。

　逮捕容疑は仲間と共謀して2024年11月17日午前3時ごろ、中野区中野4の中野区役所旧庁舎の解体工事現場に侵入し、銅線ケーブルや銅板など37点（計約42万円相当）を盗んだとしている。

　警視庁によると、タイック容疑者は20〜30代の実行役のベトナム国籍の男性3人＝窃盗容疑などで逮捕、起訴＝から連絡を受け、トラックで現場に行き、銅線ケーブルなどをその場で買い取ったという。「窃盗目的はなかったが、買い取り依頼を受けて銅線を運び、結果的に盗んだことになったのは認める」と供述しているという。【松本ゆう雅】