指揮官から注意を受けたFWエンドリッキ [写真]=Getty Images レアル・マドリードを率いるカルロ・アンチェロッティ監督は、FWエンドリッキについて語った。同日、スペイン紙『マルカ』が伝えている。
首位バルセロナを追走する2位レアル・マドリードは、23日に行われたラ・リーガ第33節でヘタフェと対戦。今節を一足早く終えたバルセロナが勝利したため、敗れれば逆転優勝に黄信号が灯るプレッシャーの中、21分にMFアルダ・ギュレルの右足ミドルで先制に成功する。しかし後半は苦しみ、あわやというシーンも作られた。それでも、GKティボー・クルトワの身体を張った活躍もあり、1−0のままタイムアップ。勝ち点差は『4』と変わらず、ラスト5試合の勝負となっている。
試合後、ゲームを振り返ったアンチェロッティ監督は「勝ち点3を積み上げられたから、ガッカリはしていないよ。ただ、とても良いプレーができた前半に対して、後半は苦しんだ」とし、「決定力は少し足りない。もっと効果的なプレーをする必要がある」と反省の弁を述べた。
一方でアンチェロッティ監督は、FWエンドリッキに苦言を呈した。この日スタメンに起用した18歳は、56分に相手GKとの1対1の場面でループシュートを選択したが、キックミスでキャッチされた。このシーン自体はオフサイドだったものの、舐めたようなプレーに対して、アンチェロッティ監督は「ああいうのはしてはいけないプレー。まだ若いから学ぶ必要がある。そういうプレーはフットボールには存在しない。できるだけ強くシュートを打たないとね。ここは演劇クラブじゃないんだ」と注意している。
ホセ・ボルダラス監督が率いる“曲者”に勝利し、逆転優勝に望みをつなぐとともに、週末に行われるコパ・デル・レイ決勝を良い形で迎えられるレアル・マドリード。バルセロナとの“エル・クラシコ”を制し、スーペルコパ・デ・エスパーニャのリベンジとなるのだろうか。