
前回からの続き。俺はダン、高一です。中学のころからの友だちであるアキトとは高校に行っても同じクラス。今もずっと仲良くしています。先日、アキトから誘われて家に遊びに行くことに。そこでアキトの妹・ノノカちゃんにはじめて会いました。ノノカちゃんはどうやら生まれつき目が見えないらしく、家族に助けてもらいながら暮らしているのだとか。しかし実際に話してみると、ハンデを背負っているとは思えないほど明るく、とてもいい子でした。



(え? この子が本当に妹のノノカちゃん? 俺が勝手に思ってた「視覚障害の人」とは全然イメージが違う……)
「ノノカ、今日は友だちのダンを連れてきたんだ。ダン、妹のノノカだよ」
「ダンさん! こんにちは。いつもお兄ちゃんから話を聞いてます。上がってください!」「こ、こんにちは。お邪魔します」
俺は勧められるがままに家にお邪魔しました。アキトのお母さんも笑顔で「こんにちは」と挨拶してくれました。



ノノカちゃんは人懐っこく明るくて、3人でアレコレと話をしました。ノノカちゃんは「好きな音楽は何?」「学校でのお兄ちゃんってどんな感じ?」などいろいろと聞いてくれて、俺も楽しく会話をさせてもらいました。最初は「失礼なことを言ってしまわないか」なんておそるおそる話していた俺でしたが、話に夢中になっているうちにそんなことも忘れてしまいました。ハンデをものともせずに楽しく毎日を暮らしているノノカちゃんは、本当にすごいです。


アキトに誘われて家にお邪魔したら、妹のノノカちゃんが明るく迎えてくれました。とても人懐っこく、本を読んだりピアノを弾いたりすることが好きだと話してくれました。
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最初こそ「目の不自由な人に対して、自分が失言をしてしまわないだろうか」なんて心配していましたが、いつの間にかそんなことも忘れてしまっていたほどでした。
【第4話】へ続く。
原案・ママスタ 脚本・motte 作画・林檎りん 編集・塚田萌
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