リヴァプールを率いるスロット監督[写真]=Getty Images
リヴァプールを率いるアルネ・スロット監督が、今シーズンのプレミアリーグで印象に残っているシーンを答えた。24日、クラブの公式サイトが伝えている。
今シーズンからリヴァプールの指揮官に就任したスロット監督は、プレミアリーグのタイトルにあと一歩のところに迫っている。ここまで33試合が消化したリーグ戦で勝ち点「79」を獲得。27日に行われるトッテナム戦で引き分け以上の結果で優勝が決まる。
スロット監督は、今シーズンのリーグ戦で最高の思い出を聞かれると、「残りの5試合、もちろん次の試合で最高の瞬間が訪れることを願っている」と語りつつ、「これまでも特別な瞬間はあった」と返答。3試合を例に挙げ、次のように続けた。
「ウェストハム戦(第32節:〇2−1)では、終了間際にヴァージル(フィルジル・ファン・ダイクの愛称)に決めたし、レスター戦(第33節:〇1−0)ではトレント(アレクサンダー・アーノルド)が、試合終了10分前に同じようなことをした。ビッグな選手は、必ず重要な場面で存在感を発揮してくれる」
「そしてブレントフォードとのアウェイ戦(第22節:〇2−0)も当てはまると思う。90分が経過してスコアレスだったが、トレントのアシストからダルウィン・ヌニェスが決めたよね。シーズンを通して、こういう大きな試合は何度かあった」
そのなかでもスロット監督は、ウェストハム戦を気に入っているようだ。先制点を奪ったものの、86分にファン・ダイクとアンドリュー・ロバートソンが重なり、オウンゴールを献上。同点で終わると思われたが、その3分後にコーナーキックからファン・ダイクが勝ち越しゴールを挙げ、劇的な勝利を収めた。
「ウェストハム戦で1−1となった直後、おそらく誰もが『これは苦しい試合だ。同点に持ち込むことさえ、難しいかもしれない』と感じたと思う。しかし、チームが奮起し、ファンも熱狂していた。そしてヴァージルがゴールを決めたんだ。あのような美しい瞬間が、これからも来ることを願っているよ」