
フリースタイルスキー・モーグル世界王者の堀島行真(27、トヨタ自動車)がシーズンを終え23日、東京ミッドタウン日比谷にあるレクサスミーツで取材に応じた。
【写真を見る】世界王者・堀島行真「モーグルとデュアルモーグル共に金メダルを」高難度の大技で五輪2つの金メダル宣言
昨シーズン、堀島は軸を斜めにして4回転する大技“コーク1440"を武器に、モーグルW杯で3度優勝を果たし、世界選手権では4大会ぶり2度目の世界王者に返り咲いた。堀島本人は充実のシーズンを「コーク1440という技にシーズンを通してチャレンジできたことは、すごく評価できるかなという風に思います。そして、世界選手権に照準を合わせていたので、金メダルを取れたことは評価できるシーズンになったかなと思います」と振り返る。
目標は「モーグルとデュアルモーグル共に金メダルを獲ること」来年のミラノ・コルティナオリンピック™で悲願の金メダルを獲る秘策として取り組んできた大技に確かな手応えを感じたという堀島。技の完成度については「現時点での完成度は6割くらいかなと思いますね。でも、本番までに完成度は8割だったり、9割に上げておかないと、五輪ではなかなか使いづらい技になってくるかなと思います」と語る。前回の北京五輪では銅メダルを獲得。自身3度目の大舞台となるミラノ・コルティナ五輪に向けて「準備の段階が非常に大事だなと感じているので、結果としてメダルの色は金メダルがいいんですけれども、そうじゃなかったとしても、自分の準備に満足できるように、五輪の舞台に向けてしっかり取り組むということが第1目標ですね。そして、モーグルとデュアルモーグル共に金メダルを獲ることを目標としています」と3度目の正直を誓う。新種目デュアルモーグルはミラノ・コルティナ五輪から採用される。堀島の目には、2つの金メダルへの道筋がみえているようだった。
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