11連勝中のカーインライジング チェアマンズSPで再び日本馬を打ち負かすか
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2025年04月25日 07:30 netkeiba

香港スプリントを制したカーインライジング(撮影:高橋正和) 4月27日(日)に香港・シャティン競馬場で行われるチェアマンズスプリントプライズ(3歳上・香G1・芝1200m)。同レースは香港チャンピオンズデーに実施されるG1・3競走のうち、これまで唯一日本馬の勝利がなく、今年は4頭出しで初戴冠に挑む。だが、そこに立ちはだかるのは“香港現役最強スプリンター”。11連勝中のカーインライジング(Ka Ying Rising、セ4、D.ヘイズ厩舎)と再び相まみえる。
同馬は父Shamexpress、母Missy Moo、母の父Per Incantoのニュージーランド産馬。23年12月に初白星を挙げると、続く2戦は2着に敗れたものの、デビュー4戦目から現在まで重賞7勝を含む11連勝を飾っている。昨年暮れの香港スプリントはG1初挑戦ながらJRAオッズ、現地オッズともに1.1倍の圧倒的1番人気に推された。Z.パートン騎手は戦前、netkeibaの取材に対し、「とても自信がある。彼が仕事をする必要があるけどね。ただ、過去2走と同じ走りをしてくれれば全く問題ないよ」と語っていたが、その言葉通りに1馬身差の快勝。強豪集う舞台でも、白星が途切れることはなかった。
いっぽう、カーインライジングの前に悔し涙を呑んだのが日本馬陣営だった。スプリンターズS覇者のルガルが11着、重賞4勝のトウシンマカオが9着、最先着を果たしたサトノレーヴさえ約1馬身離された3着と、実績豊富なスプリンターも歯が立たず。今回はリベンジに燃える一戦。日本馬が香港短距離界を制圧するのか、またもや高い壁に跳ね返されるのか。いずれにせよ、世界の競馬ファン、関係者が熱視線を注ぐ大一番になりそうだ。
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