2027年末に「蛍光灯の製造・輸出入禁止」、「知っている」は約6割

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2025年04月25日 18:01  BCN+R

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2027年末までの蛍光灯の製造および輸出入の終了、認知率は約6割に留まる。パナソニックの調査で明らかに
 パナソニックは4月23日に、全国の20〜70代の男女を対象に実施した、蛍光灯に関する意識調査の結果を発表した。同調査は、3月27〜31日の期間に行われ、7684名から回答を得ている。

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●リビングのLED照明への切り替えはまだ「約半数」

 調査対象者に、2027年末までに蛍光灯の製造および輸出入が終了することを知っているかを尋ねたところ、「詳しい内容まで知っている」と「聞いたことがある」を合わせた割合が約6割を占めた。2024年2月に実施された調査では認知率は約2割だったため、認知率は向上したが、未だに4割超の人が蛍光灯の製造および輸出入の終了を知らないことが明らかになっている。

 2027年末で蛍光灯が製造中止・輸出入禁止になることを知った後での行動について尋ねた質問(複数回答)では、「すぐに自宅の蛍光灯をLEDに交換した」という回答は7.2%に留まり、「特に何も思わなかった、行動しなかった」(45.7%)がもっとも多く、「蛍光灯が点かなくなってからLEDに交換しようと思った」(22.3%)がそれに続いた。

 2027年末の蛍光灯の製造終了後も、「丸形蛍光灯」や「直管型蛍光灯」といった蛍光灯を使い続けたいかを尋ねたところ、「とても使い続けたいと思う」「使い続けたいと思う」「やや使い続けたいと思う」を合わせた割合が36.4%に達している。

 2027年末の蛍光灯の製造終了後も、「丸形蛍光灯」や「直管型蛍光灯」といった蛍光灯を「使い続けたい」と思う理由としては、「今の蛍光灯がまだ使えるから」が半数超を占めた。

 自宅のそれぞれの部屋で使用している照明の種類を尋ねた質問(複数回答)では、リビングの照明をLEDに切り替えている人は51.5%に留まり、LEDへの切り替え率は浴室が32%、キッチン(流し元)が23.9%と、LED化が遅れていることがうかがえる。

 蛍光灯照明器具を適正交換時期(寿命)を超えて使用すると、発煙・発火といった重大なリスクを引き起こす可能性があることについて知っているかを尋ねたところ、「聞いたことがない、はじめて知った」という回答が59.5%に達しており、「詳しい内容まで知っている」は4.8%に留まった。

 直管型蛍光灯照明器具の交換には、工事が必要な場合があることを知っているかを尋ねた質問では、「知らなかった」という回答が55.0%を占めている。

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