伊方原発差し止め、来年2月判決=集団訴訟が結審―山口地裁支部
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2025年04月25日 19:01 時事通信社

四国電力伊方原発3号機(愛媛県伊方町)は安全性に問題があるとして、山口県などの住民が同社に運転差し止めを求めた集団訴訟は25日、山口地裁岩国支部(小川暁裁判長)で口頭弁論が開かれ、結審した。判決は来年2月26日。
この日の弁論で原告側は、原発付近を通る断層の一部は活断層だが、国の新規制基準による審査をしていないと主張。四国電側は、断層の調査は尽くしているなどとして、請求棄却を求めた。
伊方原発3号機を巡る同種訴訟では、大分地裁が昨年3月、広島地裁と松山地裁が今年3月、それぞれ住民側の請求を棄却した。
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