レンタル中のラッシュフォード(左)とアントニー(右)[写真]=Getty Images
マンチェスター・ユナイテッドを率いるルベン・アモリム監督が、レンタル移籍中のマーカス・ラッシュフォードとアントニーの活躍に言及した。25日、イギリス『スカイスポーツ』が同指揮官のコメントを伝えている。
マンチェスター・ユナイテッドの下部組織出身のラッシュフォードは、2016年2月にトップチームデビューを果たして以降、クラブの主力として活躍。同チームで公式戦426試合に出場し、138ゴール77アシストを記録した。しかし、昨年11月にアモリム監督が就任すると、素行面の問題を指摘され序列が低下。今冬の移籍市場でアストン・ヴィラへレンタル移籍することになった。
アストン・ヴィラでは本来の姿を取り戻しつつあり、4ゴール6アシストの結果を残し、3月にはイングランド代表復帰も果たしている。アモリム監督はラッシュフォードの復調について問われると、「レンタル中の選手はシーズン終了後、全員チームに戻り、それから将来を決めることになるだろう」と語った。
続けて、ベティスでレギュラーの座をつかんだアントニーにも言及し、レンタル先での活躍に満足感を示している。
「ラッシュフォードには才能があるし、それはアントニーにも言える。そして才能はチームに生かさなければならない。我々は本当に満足している。なぜならレンタル移籍させる場合、我々は選手の活躍を望んでおり、実際にそうなっているからだ」
アモリム監督はシーズン終了後にレンタル中の選手が「チームに復帰する」と語ったものの、ラッシュフォードの去就は不透明となっており、マンチェスター・ユナイテッドには居場所がないと見られている。報道によると、アストン・ヴィラは4000万ポンド(約75億円)の買い取りオプションを行使するか検討中のようだ。