
前回からの続き。私はマリカ。夫のケイゴと結婚して3年経ちます。去年初めて夫婦そろって義実家へ帰省したとき、私は到着するなり義母に命じられて皿洗い。義両親が営むお寿司屋さんの厨房で飲まず食わずで働かされ、大勢集まった親族に挨拶すらさせてもらえませんでした。私が怒って発した「離婚」の言葉がこたえたのか、ケイゴは心から反省したようです。そして1年後に再度帰省すると、ケイゴは約束どおり私のことを守ってくれました。



親戚たちから後継ぎと持ち上げられて浮かれていたケイゴでしたが、いろいろ考えて自分が店を継ぐのは現実的ではないと結論づけたそう。それもあって「別に親の言うことを全部聞かなくたっていいんだ」と思うようになったそうです。



銭湯から義実家に戻ると、私は義母に呼び止められました。ここまでゆっくり話す機会もなかったので、お茶の誘いに応じることにします。何を言われるのだろうと少し身構えましたが、義母は拍子抜けするくらい穏やかに語りかけてきました。


私を守ってくれたケイゴに感謝しながら帰宅すると、義母が声をかけてきました。義母だって宴会の間はひたすら立ち働いていたから、きっとひと休みしたいはず。一度ゆっくり話もしてみたくて、私はお誘いに応じることに……。もしかしたら怒られるのではと少し構えていましたが、義母は意外なほど穏やかでした。
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【第7話】へ続く。
原案・ママスタ 脚本・物江窓香 作画・猫田カヨ 編集・井伊テレ子