
ブーム・スーパーソニックは、アメリカ・コロラド州ワトキンスのコロラド宇宙港にシンフォニーエンジン試験場を開設する。
かつて極超音速エンジンの開発に使用されていた場所で、本社から約56キロと近い場所に位置する。政府施設を賃借するより低いコストで試験施設を所有できるという。3月にはシンフォニーエンジンの技術審査に合格し、複数の部品がすでに製造段階に入った。
投資額は300万〜500万米ドル。年末までに超音速エンジンの試験を開始する見通しで、試作コアの試験を行う。コアは長さ約3.8メートル、直径約1.2メートル。圧縮機と燃焼器、タービンから構成されている。2026年には施設を拡張する。
超音速機「Overture」は、ユナイテッド航空、アメリカン航空、日本航空(JAL)から最大130機の発注意向を受けている。
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