遺体発見の保育士、前日午後7時40分まで生存を確認 宮城県警

1

2025年04月26日 17:33  毎日新聞

  • 限定公開( 1 )

  • チェックする
  • つぶやく
  • 日記を書く

毎日新聞

行仕由佳さんの遺体が見つかった海岸=宮城県岩沼市で2025年4月14日午後2時2分、遠藤大志撮影

 宮城県岩沼市の海岸で保育士の行仕(ぎょうじ)由佳さん(当時35歳)=仙台市太白区=の遺体が見つかった事件で、県警は26日、職業不詳、佐藤蓮真容疑者(21)=岩沼市土ケ崎4=を死体遺棄容疑で逮捕した。佐藤容疑者は行仕さんの知人といい、県警は死亡の経緯についても何らかの事情を知っているとみている。


 逮捕容疑は12日夜、発見現場となった砂浜に行仕さんの遺体を遺棄したとしている。県警は認否を明らかにしていない。


 周辺の防犯カメラの映像などから、行仕さんは12日午後7時40分ごろまでは生存していたことが確認されているという。県警は、佐藤容疑者の車を押収したほか、スマートフォンを解析するなどして詳しい経緯を調べている。


 行仕さんは13日午前10時過ぎ、海岸で倒れているのが見つかり、死亡が確認された。司法解剖の結果、死因は胸などを刃物のようなもので刺されたことによる失血死と判明。複数の傷があり、そのうち一つは心臓まで達する深さだった。26日午後の時点で、現場周辺から凶器とみられる刃物などは見つかっていない。行仕さんのスマートフォンも未発見という。


 県警によると、行仕さんは子どもと2人暮らし。12日午後7時ごろに1人で外出した後に連絡が取れなくなり、13日に親族が県警に行方不明者届を出していた。【遠藤大志】



    前日のランキングへ

    ニュース設定