
触れられたくない過去は誰にでもある。辛い経験に土足で踏み込むような相手は、もはや友人とは呼べないだろう。投稿を寄せた50代女性は、
「高校の時から付き合っていた人との子どもを堕胎したことがあります」
と、暗い過去を明かした。それから時が経ち、新たなパートナーもできたという。ところが、勤め先のスーパーで、同僚から思いがけない残酷な言葉を吐かれてしまう。(文:湊真智人)
返事をしないでいると「もう一度同じことを言われました」
その同僚は、女性にスーパーの仕事を紹介してくれた友人でもあった。
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ある日の休憩時間、その友人と一緒になった。当時、友人は妊娠しており、体調がつらそうに見えたという。そこで女性は「できることは手伝うから、いつでも言ってね」と声を掛けた。少しでも力になれれば、という思いやりからの言葉だったはずだ。ところが、返ってきた言葉は冷酷なものだった。
「途中で子ども殺したあんたには私の気持ちはわからんじゃろ」
突然こう言われて、女性はショックで言葉を失ったようだ。
「答えたくなかったので返事しなかったのですが、聞こえてなかったと思ったのか、もう一度同じことを言われました」
中絶した事について、同僚は既に知っていたようだ。女性が自ら話していたのだとすれば、同僚を信頼してのことだったろう。妊娠中の辛さがあったとしても、それを易々と裏切られたのだから女性が絶句するのも頷ける。
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深く傷ついた様子で、その後の顛末をこう語った。
「子ども好きなのですが、その人の子どもはかわいく思えなく、もう友だち付き合いはやめました」
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