
思春期に体型をいじられたら、心の傷やその後の影響は計り知れないものがある。
静岡県の40代女性は、中学時代のつらい記憶について投稿を寄せた。体育教師が授業中に、運動系の部活でもない友人に向かって、「5キロ痩せろ」と言い放ったのだ。そして、女性には「お前は10キロ痩せろ」と。
「身長160センチで57キロでしたから、痩せてはいませんが、10キロも瘦せないといけない体重ではなかったと今でも思います」
育ち盛りの中学生がダイエットしたら、むしろ弊害のほうが大きいだろう。(文:長田コウ)
3か月で15キロ痩せた代償は大きかった
|
|
ところが女性は体育教師に太っていると見なされたのが悔しくて、「極端なダイエット」を始めたそう。
「3か月で10キロどころか15キロ痩せました。生理もとまってしまい、拒食になりました」
体調面にも支障をきたすほどになってしまったにもかかわらず、体育教師は水泳の授業中、「〇〇を見ろ、努力して痩せたぞ」と褒めたというのだ。これには、「こいつバカだと思いましたね」と本音をこぼしている。一方でダイエットの代償は思ったよりも大きかった。
「痩せた代償でとまってしまった生理の治療で、婦人科でホルモン服薬、結局リバウンドで元の体重に。しかも手先、足先の血行が悪くなったのか、特に足先の皮膚の不健康などす黒さは、10年くらいかかって元の色になりました」
投薬を経て体調はなんとか戻ったものの、心の傷は今も癒えていないようだ。「その教師の名前と顔は忘れていません」と怒りをあらわにする。
|
|
「いまもし会うことがあったなら、自分がどんなバカをしたのか説明して罵ってやりたいです」
※キャリコネニュースでは「他人に言われてショックだったこと」をテーマに投稿を募集中です。回答はこちらから https://questant.jp/q/UDBK5GEN