3年連続の昇格を達成したレクサム [写真]=Getty Images レクサムが3年連続の昇格を果たし、チャンピオンシップ(イングランド2部)昇格を決めた。26日、イギリスメディア『スカイスポーツ』が伝えている。
1864年創設でウェールズ最古のプロクラブであるレクサムは、1部昇格の経験はまだなく、2部に在籍した期間も通算4シーズンのみで、2007−08シーズンにノンプロリーグである5部に降格して以降は、長らく昇格することができていなかった。それでも、2020年11月に現在のオーナー体制となり、2022−23シーズンにナショナルリーグ(5部)で優勝すると、2023−24シーズンはリーグ2(4部)を2位で終え、2年連続の昇格を果たしていた。
そして、迎えたリーグ1(3部)での今シーズンは、すでに岩田智輝が所属するバーミンガムがチャンピオンシップ(2部)昇格を確定させているなか、レクサムは26日に行われたチャールトン・アスレティック戦に3−0で勝利を収めたことで、リーグ1での自動昇格圏内となる2位が確定した。
この結果、1981−82シーズン以来、44年ぶりの2部昇格を決めたレクサムは、イングランドサッカー界のトップ5大リーグで3年連続での昇格を果たした初のクラブになったという。
歴史的な快挙を達成した試合後、レクサムの共同オーナーを務めるライアン・レイノルズ氏は「まるで実現不可能な夢のようだった。私たちは物語を語る者であり、物語を語る者であればこそ、この歴史をマクロな視点で捉えるものだ。クラブの歴史がなければ、私たちは今ここにいない」と喜びを口にしながら、悲願の1部(プレミアリーグ)昇格への期待を口にした。
「5年前、私たちの目標はプレミアリーグ昇格だと言った。当然のことながら、たくさん笑われたが、今はまさにそれが実現しそうな気がする」