【陸上】東洋大・松井海斗が大会新記録V「勝ち切るレースできた」早大ルーキー鈴木琉胤は2位

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2025年04月27日 17:40  日刊スポーツ

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日本学生個人選手権 男子5000メートル決勝で1位となった松井(撮影・藤塚大輔)

<陸上:日本学生個人選手権>◇27日◇最終日◇神奈川・レモンガススタジアム平塚◇男子5000メートル決勝



東洋大・松井海斗(2年)が大会新記録の13分44秒59で初優勝した。「勝ち切るレースができてうれしかった」と喜んだ。


序盤から早大ルーキーの鈴木琉胤(るい)が引っ張る中、松井も後ろにピタリとつけた。2人のデッドヒートとなる中、最後の直線で逆転。「勝ち切りたいという思いが一番強かった」と鈴木をかわし、0秒24差で先着した。


大学1年生だった昨季は関東学生対校選手権(関東インカレ)1部5000メートルで5位、U20日本選手権同種目2位と上々のデビューを飾ったが、夏場に首に違和感を覚え、10月には手術に踏み切った。本格的な練習再開は年明け前後となり、大学3大駅伝の出走もかなわなかった。


そんな中、チームは11月の全日本大学駅伝こそ13位に沈んだが、今年の箱根駅伝では9位で20年連続のシード権(10位以内)を獲得。同学年では3区区間8位の迎暖人をはじめ、3人が箱根路を駆けた。「自分は出れなくて悔しかったが、必死につないでシード権を獲得してくれたので(今季も)本戦に出場することができる」と仲間に感謝。復活を目指す今季へ「チームに恩返しができるようにしたい」と誓った。


鈴木は13分44秒83で2位。早大での初レースで強さを示したが、最終盤にまくられた。「先輩方の意地や洗礼を受けたが、大学初戦で良い経験になった」と前向きに捉えた。大学4年生となる28年にはロサンゼルスオリンピック(五輪)が控える。5000メートル高校歴代2位の自己ベスト(13分25秒59)を保持する世代トップランナーは「日本記録を狙える準備はできている。(5000メートルで)12分台や(1万メートルで)26分台を目指し、世界と戦える選手になりたい」と思い描いた。


3位以降は大島史也(法政大)が13分56秒53、宇田川瞬矢(青学大)が14分00秒74、折田壮太(青学大)が14分31秒46、浜口大和(中央大)が14分42秒57で続いた。

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