
最近では、フリマアプリやリユースショップなど、中古品を安心して購入できる場も増えてきました。ただし、中には「中古だとちょっと不安……」というアイテムもあるのも確か。今回は、中古品で十分なモノ、少し注意したいモノにはどんなものがあるのか? 中古品を活用するためのコツをご紹介します。
中古で十分!お得に手に入れやすいアイテムとは?
今では、さまざまなものが中古で手に入る時代。なかでも「これは中古で十分!」といえる定番アイテムがあります。代表的なのが「本・DVD・ゲーム」です。
中古品の流通量が多く、価格も手頃なため、状態のよいものをかなり安く手に入れることができます。
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ほかにも、洋服・家具・生活雑貨・キッチン用品、家電やパソコン、携帯電話などは、リサイクルショップやフリマアプリで掘り出し物が見つかることがあります。
「中古=妥協」ではなく、「新品にこだわらない=選択肢が広がる」と考えると、心もラクになります。お金をかけるところ・かけないところにメリハリをつけることで、節約にもなり、暮らしの満足度もアップします。
中古での購入は慎重にしたいアイテムもある
中古品の中には、お得に買えて満足度の高いものがある一方で、「ちょっと注意した方がいいかも……」というものもあります。ここでは特に慎重に選びたいアイテムを2つご紹介します。家電製品は中古よりも「訳アリ新品」がおすすめ!
家電は高額なうえに、毎日の暮らしに欠かせない存在です。中でも冷蔵庫や洗濯機などの大型家電は、「どう使われてきたのか」「どんな状態なのか」が気になるため、中古に抵抗を感じる人も少なくありません。
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衣類は「ネット購入」より「現物確認」が安心
フリマアプリや中古ファッションサイトなどで、手軽に洋服を探せる時代です。しかし、実際に届いてみると「イメージが違う……」「においが気になる」「こんなところにシミやほつれがあった……」「サイズ感が合わなかった」など、失敗も多いかもしれません。こうしたトラブルを避けるためにも、衣類は実店舗で実際の商品を見て購入するのがおすすめです。手に取って細かな部分をチェックしたり、顔映りを確認したりできるので失敗がぐっと減ります。
中古品の購入は、節約体質+モノ選びのセンスを磨く!
必要なものを「無理なく・お得に」手に入れる手段として「中古」という選択肢は有効です。というのも、中古品を取り入れることは、ただ安く買うというだけでなく、「お金の使い方を見直すためのいいきっかけ」にもなるからです。そのため、中古品を選ぶ習慣が身につくと、自然と「節約体質」になっていきます。さらに、状態や価格、価値を見極める力も養われ、「モノ選びのセンス」も磨かれていくでしょう。
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あくまでも、「賢く節約する」ために中古品を活用するという目的を忘れずに。自分にとって価値のあるものを見極めながら、無駄のない、心地よい暮らしを目指しましょう。
文:舟本 美子(ファイナンシャルプランナー)
会計事務所、保険代理店や外資系の保険会社で営業職として勤務後、FPとして独立。人と比較しない自分に合ったお金との付き合い方を発信。3匹の保護猫と暮らす。All About おひとりさまのお金・ペットのお金ガイド。
(文:舟本 美子(ファイナンシャルプランナー))