ラッシュフォードが負傷でシーズンアウトの可能性…アストン・ヴィラ指揮官「数週間は出場できないかも」

　アストン・ヴィラを率いるウナイ・エメリ監督は、イングランド代表FWマーカス・ラッシュフォードが負傷したことを認めた。26日、地元メディア『バーミンガム・ライブ』が同指揮官のコメントを伝えている。

　マンチェスター・ユナイテッドの下部組織出身であるラッシュフォードは、トップチームデビュー以降、クラブ一筋で主力として活躍してきた。しかし昨年11月、ルベン・アモリム監督が就任すると序列が低下。今冬の移籍市場でアストン・ヴィラへのレンタル移籍が決まった。

　アストンヴィラでは、ここまで公式戦17試合に出場し、4ゴール6アシストを記録。3月には、その活躍が評価されイングランド代表復帰も果たした。レンタル先で復調の兆しを見せていたラッシュフォードだが、負傷によって今シーズンの残り試合を欠場する可能性が浮上している。

　エメリ監督は、26日のFAカップ準決勝のクリスタル・パレス戦前に、「彼（ラッシュフォード）はハムストリングを負傷している。今後は毎試合ごとに状態を確認する予定だが、おそらく数週間は出場できないかもしれない」と語った。

　なお、アストン・ヴィラは26日のFAカップ準決勝で破れたため、今後はリーグ戦に集中することに。そして現在、7位のアストンヴィラは熾烈なUEFAチャンピオンズリーグ出場権獲得争いの真っ只中にいる。リーグ戦は残り4試合となっており、最終節はラッシュフォードの所属元であるマンチェスター・ユナイテッドとの対戦が控える。しかし契約により、この試合には出場できないため、今シーズン終了となる可能性も指摘されている。