コパ・デル・レイ決勝で敗れたアンチェロッティ監督[写真]=Getty Images
レアル・マドリードを率いるカルロ・アンチェロッティ監督が、コパ・デル・レイ(スペイン国王杯)決勝戦を振り返った。27日、スペイン『マルカ』が同指揮官のコメントを伝えている。
レアル・マドリードは26日、コパ・デル・レイ決勝でバルセロナと対戦。前半に先制点を許したものの、70分にキリアン・エンバぺが直接FKを決めると、77分にCKからオーレリアン・チュアメニがヘディングシュートを叩き込み、逆転に成功する。しかし84分に追いつかれると、延長戦に突入。116分にジュール・クンデのミドルシュートで勝ち越しを許し、2−3で敗北。コパ・デル・レイ制覇を逃した。
アンチェロッティ監督は試合後、「試合をコントロールできていたが、相手に背後を取られて失点してしまい、状況が複雑になってしまった。全力を尽くし、良い戦いができたので、これを今後も続けなければならない。相手よりも勝利に近づいたと思ったけどね」と振り返った。
タイトル獲得のチャンスを逸したことについては、「トロフィーを掲げられなかったことは残念だ。しかしやるべきことは遂行したし、非難されるような点は何もないはずだ」と言及。宿敵バルセロナにタイトルを譲ったものの、延長戦までもつれた試合を戦い抜いた選手たちに労りの言葉を述べている。
UEFAチャンピオンズリーグの準々決勝で敗退し、リーグでも首位バルセロナに勝ち点「4」の差を離されているレアル・マドリード。現在はアンチェロッティ監督の進退問題が騒がれており、コパ・デル・レイ優勝が続投の鍵として見られていた。今後の去就について問われると、「この問題は今日だけでなく、今後数週間続くものになるだろう」と返答した。
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