<バレーボール大同生命SVリーグ男子チャンピオンシップ>◇準決勝◇第3戦◇27日◇Asueアリーナ大阪
レギュラーシーズン(RS)2位のサントリーが、第3戦で同3位の名古屋を下して2勝1敗とし、決勝進出を決めた。第3戦で初めて名古屋に第1セットを奪われたが、その後の3セットを連取。初戦を落としながらも集中した戦いで連勝した。5月3日からの決勝では、大阪Bを下した愛知と初代SV王者を懸けて戦う。
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サントリーが白熱の激戦を制して、逆転突破を決めた。セットカウント2−1で迎えた第4セットの最終盤、25−25からの得点判定を巡ってビデオ判定によるチャレンジがあり、その際に名古屋にレッドカードも出る騒然とした雰囲気となったが、円陣を組んで集中。最後は27−26からシフリカが決め、歓喜の瞬間を迎えた。要所で仕事をした高橋藍(23)は「名古屋の気持ちを考えると後味が悪い部分があるけど、まずここを通過することが重要だった」と突破に胸を張った。
第1セットを奪われる立ち上がりとなったが「気持ちの勝負だった」と3セットを取り返した。18得点を決めた自身のパフォーマンスにも納得の表情。「高い数字を残せたと思う」というスパイク決定率は65・4%を記録。守備も「軸としてやっている中で安定感は出せた」と決勝につながるプレーに自信を見せた。
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初代王者まであと2勝。「ここまで来たら優勝するか、できないか。まずは自分たちのバレーを信じてやっていきたい」。来週の愛知撃破を誓った。
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