ドルトムントCEOがニコ・コヴァチ監督の続投を明言「新シーズンを一緒にスタートする」

　ドルトムントのハンス・ヨアヒム・ヴァツケCEO（最高経営責任者）が、ニコ・コヴァチ監督の続投を明言した。27日、ドイツ『キッカー』が同氏のコメントを伝えている。

　ニコ・コヴァチ監督は、今年2月に解任されたヌリ・シャヒン前監督の後任として就任。2026年6月までの契約を締結したものの、チームの調子が上向かなかったことから早くも今夏の解任を噂されていた。

　しかし、3月の代表ウィーク明けから結果が改善。UEFAチャンピオンズリーグ（CL）の準々決勝ではバルセロナを前に敗退したものの、セカンドレグでは3−1と勝利を収め意地を見せた。直近のリーグ戦では4勝1分けと好調をキープし、6位に浮上。来シーズンのCL出場権獲得も見えてきている。

　そんななか、ドイツ第2テレビの番組『Aktuelles Sportstudio』に出演したヴァツケCEOがニコ・コヴァチ監督の去就に言及。「コヴァチ監督と新シーズンを一緒にスタートさせないなんて驚きだ」と語り、来シーズンの続投を明言。続けて、「ここ数カ月の仕事ぶりは素晴らしいし、他の選択肢を考えるなんて愚か者のすることだ。彼と引き続きともにするつもりだよ」と、途中就任したクロアチア人指揮官への信頼のコメントを寄せた。

　CL出場圏内の4位フライブルクとは勝ち点差「3」のドルトムント。シーズン残りの3試合はレヴァークーゼン、ヴォルフスブルク、ホルシュタイン・キールとの対戦を控えている。