【バレー】第2セットから出場の佐藤謙次がブロックで流れ「『やれるぞ』というところを示せた」

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2025年04月27日 23:56  日刊スポーツ

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サントリー対名古屋 ファイナル進出を決め笑顔で記念撮影する高橋藍(前列中央)らサントリーの選手(撮影・和賀正仁)

<バレーボール大同生命SVリーグ男子チャンピオンシップ:サントリー3−1名古屋>◇準決勝◇第3戦◇26日◇Asueアリーナ大阪



サントリーサンバーズ大阪がウルフドッグス名古屋を下し、通算2勝1敗で決勝進出を決めた。


第3戦で初めて第1セットを名古屋に取られたサントリーは、第2セット開始から佐藤謙次(28)を起用。この交代が流れを引き戻す一因となった。


第2セット開始からまもなく、佐藤が名古屋の山崎彰都のアタックをブロック。嫌な流れを吹き飛ばす大仕事で、存在感を示した。


重要な場面で起用された佐藤は、周囲が抱いているだろう不安を打ち消す覚悟でコートに立っていた。「たぶん周りの選手も会場も、この場面で急に出てきて『お前やれるのか?』っていう気持ちがあったと思う。でも僕は『やれるぞ』というところを示せた。そのおかげで自信持ってその後のプレーにつなげていけたと思うし、周りの選手も『なんかこいつ今日はやれるんじゃないか』みたいな感じで持ってもらえたんじゃないかなと思う」。周りの見る目も変えたビッグプレーを振り返った。


ブロックで決められたことは、自身にとってもチームにとっても大きかった。「僕が試合に定着して出られない理由の1つに、ブロックの課題がある。でも試合に出る以上は『まとめてやる』、『流れを変えてやる』っていう気持ちを持ってやっている。あの場面、山崎選手を僕が止めたと思うが、彼はミドルとかサイド、いろんなところから攻撃してきていて、乗せたくない相手だった。どうしても止めてやるっていう気持ちがあった。だからこそブロックにつながったんじゃないかなと思います」。課題意識を持って取り組んできたブロックでの成功が、流れを呼び込んだ。


佐藤は24−23のセットポイントでサービスエースも決めた。これで第2セットを締め、逆転勝利につなげた。

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