ACLE準決勝進出の川崎F、POTMは2得点演出のMF山本悠樹「背後を狙えるとは感じていました」

　AFCチャンピオンズリーグエリート（ACLE）準々決勝が26日に行われ、川崎フロンターレ（日本）は延長戦の末、アル・サッド（カタール）を3−2で下した。同試合のプレイヤー・オブ・ザ・マッチ（POTM）に選ばれたMF山本悠樹が、試合後のフラッシュインタビューに登場した。

　試合は立ち上がりの4分、中盤でボールを奪った山本のスルーパスから、MF家長昭博が右サイドを抜け出し、最後はFWエリソンが右足で仕留めて先制点を記録。直後には右サイドを破られて同点に追いつかれるも、21分にはまたも山本のスルーパスを起点に、FWマルシーニョがループシュートを沈めて、川崎Fが1点をリードして前半を終えた。

　後半に入ってからは、アル・サッドに押し込まれる苦しい時間帯が続き、71分にはMFクラウジーニョに同点弾を叩き込まれる。試合は90分間で決着がつかず、延長戦に突入したものの、川崎Fは98分、相手のミスを見逃さず、最後はキャプテンのMF脇坂泰斗が足を攣りながら勝ち越しゴールを沈める。試合はこのまま3−2でタイムアップを迎えた。

　試合後、POTMに選出された山本は「難しいゲームでしたが、ここにいる選手、スタッフ、ここに来れていないメンバーを含めて、チーム全員で1つ次のステージへ駒を進められたことを嬉しく思います」と率直な心境を口にした。試合内容については次のような言葉で振り返り、相手の“隙”を感じていたことも明かしている。

「ボールを握られる時間帯もありましたが、相手の背後を狙えるとは感じていましたし、自分たちが落ち着いて攻撃をすれば、チャンスを作れる感覚はありました。チームとして3得点できたことは、1つ大きな収穫だと思います」

　この結果、川崎Fは東地区のチームとして唯一のベスト4入りとなっただけでなく、クラブとしてこれまで3度にわたって跳ね返されたベスト8の壁を打ち破り、史上初の準決勝へ駒を進めた。山本は「歴史は1つ塗り替えることができましたが、優勝したわけではないので。次も勝てるように、期間は短いですが、しっかりと準備をできればと思います」と、喜びを言葉にしつつも、中2日でやってくる準決勝に向けて気を引き締めた。

　川崎Fの準決勝の相手は、FWクリスティアーノ・ロナウド、FWジョン・デュラン、FWサディオ・マネら豊富なタレントを擁するアル・ナスル（サウジアラビア）。同クラブは26日に行われた準々決勝で、横浜F・マリノス（日本）を4−1で粉砕していた。

　川崎Fとアル・ナスルが激突する準決勝は、日本時間で30日の25時30分（5月1日の1時30分）にキックオフ。試合の模様は『DAZN』にてライブ配信される。


【ゴール動画】死闘を制したのはフロンターレ！　東地区唯一の4強入り
いざ、 #アジア青覇 へ。

開始早々 #エリソン がこじ開けた

🏆ACLエリート ファイナルズ 準々決勝
🆚川崎F×アル・サッド
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先制からわずか5分

ニアをぶち抜かれる
決めたのは #パウロオタヴィオ

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頼りになります

縦パスに素早く反応#マルシーニョ 勝ち越しゴール

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左サイドを突破され同​点に追いつかれる#クラウジーニョ同点ゴール

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一瞬の隙を見逃さない

焦らずにきっちり繋いだ
勝ち越しゴールは #脇坂泰斗

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