
「フォロワー1.6億の男とコラボしたら、炎上しました...」
【動画】リアル「炎上」!「ダンボール影アート」コラボ動画を見る
ダンボールを使って、有名人の方などの顔を壁に投影させる、“ダンボール影アート”(商標名)で人気のクリエイター、黒主厳太さん(@kuronushi_)の投稿に注目が集まりました。
X(旧Twitter)やTikTok、YouTubeなどに数々の制作動画を発信し、世界的な人気を誇るアメリカの映像作家、ザック・キング(Zach King)さん(@zachking)と奇跡のコラボが実現。
ところが、なんとその結果「炎上」してしまったとのこと。一体何があったのでしょうか…?
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リアルな炎上だった
Xに公開された動画には、黒主さんとザックさんの両名が登場。
黒主さんが段ボールを回転させると、影にハリー・ポッターの姿が浮かびました。
そして、ザックさんの側の段ボールからは、ハリー・ポッター最大の敵ともいわれるヴォルデモート卿が。
ここで、2人はスティック型に切った段ボールを手に持ちます。
その先端から、なんと火花が飛び出し、それが影に映るその様子は、まさにハリーとヴォルテモートが魔法を駆使して戦っているよう。
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と思ったその時――。
火花がヴォルデモート側の段ボールに引火してしまいました。燃え盛る炎に驚くザックさんと黒主さん。
黒主さんは慌てて消火器を抱え、炎に向かって噴射します。
火が消えたと思いほっとした矢先、またも炎が燃え上がり、2人が驚いて叫び声をあげたところで動画は終了します。
近年、「炎上」といえば、ネット上で大勢の人間から叩かれてしまう――というネットスラング的な意味にとらえられがちです。ところが、今回黒主さんが言った「炎上」とはまさに“炎が上がる”という、本来の意味だったのですね。
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動画が紹介されたXのリプ欄にも、驚きのコメントが多数寄せられました。
「そっちの炎上かいwww」
「思った以上に炎上してた」
「なんで炎上?と思ったらリアル炎上」
「ヴォルデモート消し炭になってますやん」
「わあ、魔法だ!」
共同でアイデアを出し合って、安全面も配慮
世界的クリエイターとコラボした結果、思わぬ炎上を経験してしまった黒主さん。
ですが、黒主さんの得意分野である影絵に、ザックさんの映像技術を組み合わせ、動画はとてもクリエイティブで素晴らしいものに仕上がっています。
黒主さんに、今回のコラボについて詳しくおうかがいしました。
――今回、ザック・キングさんとのコラボが実現したきっかけは?
黒主さん:ザックさんご本人から、DMとメールを通じてコラボレーションのご連絡をいただきました。
――魔法の描写など、演出が素晴らしいですね。制作や撮影はどのように行ったのですか?
黒主さん:撮影手法は基本的にアナログで行っています。実際にガソリンをダンボールにかけて燃やし、影絵として演出しました。撮影用には同じ作品を約10体ほど制作しています。動画の演出や構成については、ザックさんのチームと私とで事前にしっかりと打ち合わせを重ね、共同でアイデアを出し合って作り上げました。
――最後は文字通りに「炎上」してしまいました。
黒主さん:万が一に備えて事前に消火器を用意しておりました。安全管理には十分配慮しながら撮影を行っています。
――ザックさんとコラボしたご感想は?
黒主さん:ザックさんは動画のイメージそのままの、優しく穏やかな方でした。一週間ほど、ザックさんのご自宅やオフィスに滞在させていただいたのですが、常に多忙で、世界中のプロジェクトを同時にこなす姿に感銘を受けました。
◇ ◇
黒主さんの話す通り、今回の動画はクリエイター同士の入念な打ち合わせのもと、安全管理にしっかり配慮したうえで制作されています。一般の方が行うのは危険なので、絶対に真似しないようにしましょう。
影絵アートの作品にて、SNS上で話題となっている黒主さん。今後の活動についておうかがいしたところ、「詳細はまだお伝えできませんが、今年はサステナブルな視点を取り入れたアート作品の公開を予定しています」と話します。さらに、SNSの総フォロワー数1000万人の達成と、昨年に引き続きTikTokでの公開動画の再生数が日本一になることも目標に掲げているそうです。
アートへのあくなき追究と大きな目標を胸に、黒主さんは精力的な活動を続けています。
(まいどなニュース/Lmaga.jpニュース特約・竹中 友一(RinToris))